昨年は、春の仕事のタイミングで独活採りがあまりできず、その代わりとしてワラビをたくさん採っていた。
「やはり、独活の塩漬けが美味しいし、便利」と言う言葉で、山の畑の直下に下りて独活を採ることにした。
ブログ「畑に吹く風」の検索キーワードに『山独活の塩漬け』が多い。
しばらく前のアップでしたから、おさらいを兼ねて同じような記事を再アップしましょう。
一枚前の写真のように、雑木の根元などに出ていたら、足元、手元も安定し楽に採れる。
だけど、雪崩によって斜面が削り取られ、土がむき出しになり、しかも掴まる雑木も無いとなると諦めることも。
やや、伸びすぎた感のある山独活ですが、塩漬けにするにはこれで十分。
固くなり過ぎた根元、下方部分を切って上だけ採ってくることも有るが、それでも葉先に近い部分は柔らかい。
独活やゼンマイを採る際は、四肢が自由に動かせられるように「ゼンマイブートー」なるものを着用。
古いネルの寝間着などの袖を取り、裾の部分で腰を縛り更に紐で縛って、固定する。
そのブートーは、逆さの裏返しにして腰に巻き付け、終わったらヤッコラサと裏返して袖口に手を通す。
我が家には4着ほどの「ゼンマイブートー」があるが、気に入ったものだけ使ってはスベルべママに叱られる。
塩漬けにするにはこれ位のサイズがぴったりですね。
でも、表皮は硬くて、皮を剥かなければならない。
包丁で根元に近い部分から剥くとスーッと難なく剥けてしまうのです。
でもね、この剥いた皮だって、細かく刻んで佃煮風にしても美味しく食べられますよ。
(続く)