畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

独活を採って塩漬けにする(その2終わり)

2018-05-05 04:13:33 | 山菜

 この山の独活はアク(エグミ)が弱いとは言っても、剥いて触ると手が黒くなってしまう。

そこで、軍手着用で皮むきをするが、油断してジーンズの腿辺りを黒く染めてしまった。

 

 ほら、こんな風に皮を剥くと真っ白になりますよ。

ついでに採ったゼンマイも、ムシロ一枚に広げられるほどの量でした。

 

 左に剥いた皮がありますが、(その1)でもお話したように刻んで「佃煮」にして食べられます。

それだって、お酒のつまみになるから、山独活って本当に有効な山菜ですね。

 

 数本ずつ束ね、輪ゴムで止めます。

輪ゴムをきつく巻いていても、塩分で水分が抜け細くなって丁度よくなります。

 

 皮を剥きながら、先端に近い柔らかな葉は取って置きます。

これを天婦羅にすると、薫り高くて山菜の王様と呼ばれる「タラの芽」よりも美味しいほど。

 

 独活の束の第一号を漬物樽に収めました。

こうして、何束も積み重ね、たっぷりの塩をして中蓋をして漬物石を載せます。

 若くて元気が良かったころは、いや、父が畑をしてくれていて時間が取れたことも有り、この桶に一杯の独活を付けた。

漬物樽一杯に詰めると、徐々に水分が抜け、漬物石が沈んで漬け汁が外にこぼれだすことが有ったほど。

 全部を食べた記憶も無く、喜んでくださる方々に進呈していたのでしょう。

山菜の塩漬けは、味が落ちると言うけれど、独活に限っては塩漬けの方が生よりも良いと言う人さえいます。

            (終わり)

コメント (2)
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