畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

大きなスイカが4個も採れた

2016-07-27 04:45:09 | 野菜

 一昨日まで山の畑に散水に通っていたというのに昨日は一転雨。
予報よりも雨は遅く、降りだす前にジャガイモを少しでも掘ろうと夫婦で山の畑へ急いだ。

 「ノーザンルビー」を1コンテナ、そして「シャドウクイーン」を掘っているうちに雨が来た。
スベルべママの機転で、コンテナに古いマルチシートをかけて濡らさずに済んだのだった。

 ジャガイモを軽トラに積み込んだ後は、雨の中でスイカとマクワウリの収穫。
大きな大きなスイカが収穫できたのでした。


 下の畑で、軽トラを止めここに植えていた丸いズッキーニを収穫。
丸いズッキーニは、細長い品種よりも寿命が長いようです。で、スイカはこれで4個。



 雨の中、下の畑で軽トラを止めた理由はこれ。
コンニャクの手前に植えた「ツルムラサキ」を採るためでした。



 それにしても今年のコンニャクは大きいですよー。
あまりにも大きな芽が出て、開花を心配したけれどもその兆候も無し。



 さて、心配なのは山道を走っていると出くわす子狸たち。
月齢の違う、三組の兄弟たちがいるように見受けられる。

 見るところ、どの個体もどうも疥癬か何か皮膚病を患っているようにも見える。
ひょっとすると、親狸は生き残りのために病気の子狸を見捨てたのかもしれない。



 いつもは畑のスイカや、マクワウリなどを食べられてしまう敵でもある。
でも、スベルべは子狸たちが心配で、スベルべママには内緒で出没する藪に餌になるものを置いた。

 「敵に塩を送る」でもないけれど、こんな事をするところがスベルべがスベルべたる由縁。
時々「トーちゃんは動物には優しい」なんてスベルべママにはなじられますから、内緒内緒(笑)。
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アリのごとくに働いて

2016-07-26 04:50:56 | 

 子供のころから変わっていると言われたスベルべは今でも変わっているのかなー。
先日、平鍬で雑草を削り取ったらアリの巣まで一緒に取ってしまった。



 すると、草の下から、アリの卵だか蛹が大量に出てきてアリさんたちは大騒ぎ。
その後、何日かしてみると蛹はすっかり隠され、またアリたちがせっせと土を運び出している。

 見ているとアリにも性格の違いが見え、土塊を遠くまで運び出すアリと、近くにポイと置くアリと。
呑気だと叱るスベルべママもいないのでしばらく眺めていたけれど、こんなところが変わっていると言われる由縁か。



 さて、今年最後のニンジンも種蒔きも無事に終えましたよ。
梅雨明け後、雨が降らないので散水は欠かせない。おっと折角の畝を踏んだ狸の足跡が。



 向こうの方から播いて一か月後のニンジンとそこからスタートして一か月余りの種まき。
労力の関係もあるけれど、ま、種蒔きがずれたらそれだけ収穫もずれると良い方に解釈して播き続けたのです。



 軽トラの荷台に400リットルのタンクを積み、エンジンポンプで川水を汲み込む。
エッチラオッチラと山道を登り、丁寧に如雨露で散水です。



 でもね、悩みは散水を喜ぶのはニンジンだけではなくて雑草も喜ぶこと。
また草取りをしなくてはなりませんね。



 ニンジンとそれに続くゴボウに散水。
余力と時間に余裕があったら、タンクを空にするけれど、それだけで一時間はかかってしまいます。
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農天市場に懐かしき人々

2016-07-25 04:16:53 | 暮らし

 日曜日の農天市場の営業にも野菜の補充はもちろん欠かせません。
朝早くから山の畑へと急ぎ、収穫作業。



 下の農天市場の周りに植えて残った苗は山の畑にも植えています。
土の力が強い山の畑、しかも堆肥を下した場所に植えた「神楽南蛮」は豊作です。

 この「神楽南蛮」は新潟県中越地方の地方野菜かな。
山古志のものが有名だけれども、辛さの度合いが程よく美味しい南蛮ですよ。


 お客様に評判が良いのはこの「マクワウリ」。
「媚びない甘さ」なんて上手いことを言われたお客様がいらっしゃいました。

 マスクメロンなどの甘さから比べて糖度は下がるのですが美味しいですね。
飽食の時代とも言われ、色々な食材がいつでも手に入る時代に、珍しい存在なのでしょう。



 初収穫からいつまでも生り続けている「スーヨーキュウリ」です。
収穫時期が長いのは固定種の特徴なのでしょうね。


 下の農天市場の畑ではトマトが青枯れ病で壊滅状態。
しかし、山の畑に植えた60本ほどのトマトは樹が茂り畝間を歩くのが困難なほど元気。

 土の力、土の重要性を痛感させられますね。
来年は、トマトと「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」は山の畑を主体にしようと今から考えています。



 さて、今回の農天市場の土日営業。
土曜日のお客さんの入りは最低で、夕方の疲れがどっと出ました。

 でも、昨日日曜日は午前中から大入り状態。
なつかしいお客様も二組お見えになられ、嬉しい一日でした。

 こんな日は疲れていても充実感にあふれ次の行動も楽々と。
店の後片付けをしてから山の畑に散水に行き、帰る際には夕日が沈みます。

 たくさん来ていただいたお客様に感謝の一日でした。
さて、今日からまた新たな一週間が始まります。まず山の畑に行ってきましょうか。
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山の畑で「利きジャガ」!

2016-07-24 04:17:31 | 食べ物

 二週間に一度のケーブルテレビの番組「魚沼農業日記」の収録が終了。
カメラマン、音声係そしてアナウンサーに主演?のスベルべと言う陣容。


 この日は、ニンジンの種まきの結果やサツマイモの生育状況のお話し。
次いで、この畑で採れたジャガイモの味見をしてみましょうかという展開。



 お判りでしょうか、四色の「ポテトチップス」にシンプルな「キタアカリの粉吹芋」。
それと、「とうやのジャーマンポテトです。


 撮影を無事に終えて、カメラマンはやおら目隠し。
目隠しの前に、じっくりとポテトチップスを味わっていたけれど、「利きジャガ」をしようって訳。



 最初に手渡した「ノーザンルビー」はなんとご名答。
ふーん、さすがだなー、舌の力かジャガイモの力かなんて感心していました。

 ところが、二種類目のキタアカリ、シャドウクイーン、インカの目覚めは大間違い。
「最初のノーザンルビー」だけで止めておけばよかったのに、なんて全員で大笑い。

 でも、「ジャーマンポテト」なんて大好評。
「これでビールが有ったら最高だなー」なんておいおい、9時からの撮影でしたぜ(大笑)。
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ホーホケキョ、「梅雨明けたー」

2016-07-23 04:07:18 | 自然

 二、三日前から梅雨明けの雰囲気を感じていた。だって藪のキリギリスが言うんだもの。
「さかのぼって梅雨明け宣言」なんて気象台が言うかと思ったら案の定(笑)。



 ヒグラシ、アブラゼミ、皆そろって大合唱。「ホーホケキョ、梅雨明けた」なんてウグイス。
こりゃ、「魚沼混声合唱団」なんてもんじゃありませんぜ、独唱をこなすんだもの(大笑)。

 「コケコッコー、夜が明けたー」のニワトリに倣ったウグイス。
盛んに梅雨明け宣言の歌を唄っておりましたぜ。



 ほらね、詩の一小節でもないけれど、ばかにのんびりそうな雲。
越後三山の山頂は雲の中。うーん、涼しいんでしょうねー。



 そんな状況、セミ時雨の中で昨日もスベルべは一人で山の畑へ。
「エンヤコラ、今日も畝作り~♪」「馬鹿は死ななきゃ~♪」の世界かな。


これ以上畑の土が乾いたら畝立てはできません。
って、ことでスベルべトーちゃんは一人でせっせと畝作り。


 一人で、そう本当に人っ子一人見えない山の畑で一人畝を作って種を播く。
日は沈み、宵闇の雰囲気は感じられるけれども、南の空の入道雲は茜色、

 こうして、馬鹿な男スベルべトーちゃんの一日は無事に終わります。
「ミレーの晩鐘」のようにひざまづいて祈ったらよいのに、
頭の中にビールが浮かび家路を急ぐ凡人スベルべトーちゃんでした。
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