畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

ブログ上写真展(山菜・コゴメ)

2022-09-24 06:55:12 | 山菜

 魚野川の支流「大沢川」の岸辺。

前年に胞子をまき散らして枯れたコゴメの葉が、消えた雪の中から顔を出します。

 

 こちらは枯れてすべて倒れ、ロゼッタ状に広がった状態。

真ん中の芽から、青々とした新芽が伸び始めるのはもう少し先になりそうですね。

 

 太いコゴメが出る秘密の場所です。コゴメは植物名「クサソテツ」。

そして、雪に覆われた緩斜面は下から溶け始め、長い期間採り続けられます。

 

 まれにスベルベよりも早く入る人がいる。

乱暴な採り方で、芯まで刃物でえぐるように採取する。もうこの春は再生しない。

 

 山菜は採り方にマナーも必要ですね。次の人が誰であれ、残すものです。

ゼンマイも一群れのうち12本は必ず残すもの。知らない人はマナー知らずの素人です。

 このコゴメも茹でて乾燥したり(ゼンマイのように)、茹でて冷凍保存もできるらしい。

でも、最も美味しいのは旬の採り立てを茹でて食べるに越したことは無いと思っています。

 (雨が降り続きのんびりしています。こんな日がたまにはあっても良いのかな。)

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誰だ!そこにいるのは分かってるぞ!

2022-09-24 04:02:36 | 自然

 農道の舗装が終わり、左折して我が家の畑に向かうところ。

右側の畑は一時期、タラの原木が作られたり、蕎麦が大規模に栽培されたことも有ったが今はデントコーン畑。

 

 昨年はイノシシの襲来で驚かされた、調査に来たJAの職員に聞いて驚いた。

デントコーン畑の中に入ってみると一面にふみあらされた跡。ここにもイノシシが侵入したらしかった。

 

 先日の夕方、一人で大根などに散水しているとなにやらガサゴソと物音。

一瞬クマかと思い、血の気の引く思い。でも、音が小さくカモシカかと思い直した。

 

 しかし、カモシカならばそれなりの体高があり目立つはず。

そっと近づいてみると、物音の主はあの、顔の真ん中に白粉を塗ったような愛嬌顔のムジナだった。

 

 こんな風な食べ跡もありました。それにしてもムジナのやつ悪食ですねー。

だって、カラスさえ馬鹿にして、よほど餌に困る時期にならないと食べませんよ。

 気が小さくて優しいスベルベ(自分で言うな!)は自分でも意外なほど剛毅なところもある。

昼でも暗いような沢に、一人で入っても平気だし、高いところも平気だけれどもクマだけはねー、ちょっと怖い存在ですね。

 クマでなくて安堵したけれど、クマはデントコーンも好物って言うからなー。

今度畑に行くときは、近づいたら軽トラのクラクションを鳴らすことにしましょうか。

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ブログ上写真展(山菜・ゼンマイ)

2022-09-23 16:37:52 | 山菜

 普通は山菜も標高の低いところから出るのでしょう。

でも、この山は違う。急斜面の上から雪が落ちて消え始める(又は雪が着かない)、そこからゼンマイが始まる。

 上に見える空間は、我が家の山の畑に連なる平地の始まりで、崖の始まりでもある。

斜面は雪と共にほとんどとどまることなく落ち続け、山畑が冬でも出ていることが多いのです。

 

 懐かしい一枚です。後方に若いときのマックスの姿です。

マックスはこんな急斜面もものともせずに動き回り、転がった石を追って数10メートルも駆け下りた。

 

 こんな緩斜面もありますが、太いゼンマイはほとんどが急斜面にあります。

 

 上から斜面を俯瞰した一枚。沢の下には崩れ落ちた雪が溜まっています。

 

 思い出しても腰が痛くなるような光景。

この左上から、掴まりどころ、掴まる木を失って背中から落ちたのでした。

 この沢は我が家の山の畑の近くですが、ほとんど山菜採りは入りません。

と言うよりも入れない、近づけないような環境なのです。命拾いをしたスペルべでした。

 (今日は朝から雨で珍しく畑仕事は休み。ゆっくりとブログの記事を作って過ごしました。)

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ブログ上写真展(山菜・山独活)

2022-09-23 09:46:16 | 山菜

 5月になるとゼンマイ、次いで独活が出ます。

標準的な収穫量は一回でこれくらいかなー。最高だと20キロほど背負ってきます。

 

 急斜面に出ることが多く、冬に雪崩と共に落ちた土で埋まるとモヤシ状態に。

でも、栽培物のモヤシウドとは比べ物にならないさわやかな山の香気で水分たっぷりです。

 

 白くてモヤシ状態の独活はすべて崩れた土に埋まっていたのです。

山菜の味を自慢しても仕方ないけれど、この山の独活はえぐみが少なく生で食べられます。

 

 香りと共に甘みさえ感じます。他の場所の独活だとそうはいきませんね。

最高に収穫したのは一日100キロ。一回20キロを背負い、山を5往復したのでした。

 もう、そんな体力は無くなってしまいましたね。山も徐々に荒れています。

身軽で体力に自信があったら案内くらいはしてあげられます。ただし、ケガと弁当は自分持ち(笑)。

 (写真は再掲が多く、見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。)

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あっという間の秋

2022-09-23 04:36:31 | 山菜

 薄暗いような時間帯に山の畑に行き、散水を終えていったん帰宅する。

登り切った太陽が木の間越しに光を注ぎます。これも至福の一瞬です。

 

 広域農道の脇に大きな山栗の木がある。

季節はめまぐるしいほどに変化を見せて、もうその山栗が落ち始めた。

 

 山栗は栽培物よりも味は良いのだ゛がいかんせん粒が小さい。

拾う時間も食べる時間も無くて、それでも勿体なくて踏みつぶさないようにそっと走る。

 

 拾う時間は無くても写真を写すくらいの時間はある。

軽トラを止めてシャッターを切ります。それでも拾う人も居て、殻が道の脇に寄せられている。

 

 そうですね、親指の頭よりも少し大きいくらいのサイズかな。

長岡のフレンチのマスターは、この山繰りで作るスープの足が最高だと言われた。

 以前、農天市場をやっていた際に「インカのめざめ」を求めに来られた。

そして、農天市場に捨てられた子猫の扱いに困っていた際に、連れ帰ってくださった。

 その後、一度昼食に訪れたがマスターがガンを患って闘病中と聞いた。

先日、懐かしくて再び昼食を訪れたがドアは閉まったまま。マスターはどうされているのかなー。

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