夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

山本一力著「道三堀のさくら」角川書店

2006-12-04 20:30:45 | 本と雑誌

山本一力著「道三堀のさくら」角川書店
深川で水を売る龍太郎の夢は 蕎麦屋の娘おあきと所帯を持つことだった

安心して飲める上手い水作りが始まるが

おあきは心変わりを

龍太郎は苦しみながら それでも おあきを哀れに思うのだった

掌返したような おあきの母おてる 冷たくなっていく茂三 自分の身勝手さに気付いていない おあき

のぼせにしろ こんなに簡単に気が変わるような娘は 思う価値がない

龍太郎くらい いい男なら もっと良い娘が似合う

龍太郎が幸せになりますように


「ダ・ヴィンチ・コード」

2006-12-04 12:33:11 | 映画

トム・ハンクス オドレィ・トトゥ ジャン・レノ イアン・マッケラン他出演

キリストは人でその子孫が生きている

そして聖杯とは実は・・・

殺人事件に端を発し 続いて行く不可解な事柄 裏切り

狂信 解釈違い

至る所に感じられる狂気

観終わった父曰く 「わけのわからん映画見せないでくれ」(爆)

展開に制作者側の一人よがりな部分があり

分からなければ原作読んで勉強したら?

少し高いところに構えて映画を作っていないか と 思いました


山本一力著「銭売り賽蔵」集英社

2006-12-04 12:24:03 | 本と雑誌

山本一力著「銭売り賽蔵」集英社
大水で両親を失い盥で流れていた赤子を救った水売りの由蔵は 賽蔵と名付け育てる

由蔵の想い人の娘おけいは 賽蔵の幼馴染み 互いに好き合いながら どちらも気持ちを言い出せずにいる 深川銭座に横槍入れる亀戸銭座

このカタをつけねぇことには―

人柄を見込まれ 引き立ててもらい 助け合う仲間達がいる 何より深い深川の人々の心

それらに支えられ 支えあって賽蔵は生きる

この小説の舞台は1765年

何年の事かが はっきりしているのも 作者の小説の特徴です

作品年表が作りやすいですね

この年 別の作品の登場人物は○○才になっているだろうか なんて 本を並べての新たな楽しみです


山本一力著「欅しぐれ」朝日新聞社

2006-12-04 01:08:46 | 本と雑誌

山本一力著「欅しぐれ」朝日新聞社
霊厳寺の猪之吉は書の師 柴山光斎の稽古場で 隣り合わせた桔梗屋の主人 太兵衛と 馴合わぬ 真摯な交流をする

だが太兵衛は病重く遂にかえらぬ人となる

意趣返しの企みの中にある店の護りを 渡世人の猪之吉に託して

彼は見事桔梗屋を守りきることができるのか 真っ向勝負!

後日談が読みたくなる作品でもあります