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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

米村圭伍著「風流冷飯伝」

2006-12-09 16:34:05 | 本と雑誌

米村圭伍著「風流冷飯伝」
畠中恵先生の「しゃばけ」シリーズの表紙も描いておられる柴田ゆうさんの手による表紙と挿画

のほほん とぼけた雰囲気が小説によく合っています

江戸のたいこもち 一八(いっぱち)が お庭番 倉地と共に潜入した 四国にある風見藩

奇妙てきれつな 決まりごとが 次から次に めっぽう田舎 とんちき など思ううちに どんどん風見藩の人々のペースにはまってしまいます

一応企みもあるけれどそれの封じ手がまた

そんなんあり?!

二度までも夫が逃げだした美女の秘密とは???

くすり あらあら~

にやにや にやり

軽く書き上げてる作者の力量に
めぇりやした!

軽快に笑い飛ばして その中に深い知恵 知識があります


「浅田次郎 新選組読本」

2006-12-09 06:46:59 | 本と雑誌

「浅田次郎  新選組読本」
「壬生義士伝」「輪違屋糸里」 新選組を新しい視点から描き切った著者の 新選組への思い入れ

新選組に関わった人間の子孫との対談 インタビュー

新選組とは何かという各氏の考察

作品を書くにあたり行われた取材 関連した写真

著者 浅田次郎のエッセイ

まるごと新選組と向き合った本です

新選組が注目を引き いまだ愛され 研究されるのは 彼らが 「死」と向き合い 「命」を紛れもなくかけていた

そのある種の切なさ

時代の大波に 楔を打ち込もうとした 「あがき」が 自分にはできない事として 憧憬など持たせるのかもしれません