楊令公 楊業 七人の息子達も武勇に優れ 戦って負けることなし
自分を殺そうとした暗愚な帝 国へ見切りをつけ 宋の超光義につく
武人は戦うのみ
罠に嵌まり孤立した光義を救出し 更に遼を滅ぼす策を立てるも 潘仁美の逃亡という裏切りに遭い 遂に死ぬ
国は違い戦場で刃を交わす間なれど 男が男を知る
その美しさ
今ある己の地位ばかりを鼻にかける卑怯者
様々な人間がいきいきと描かれる
楊業の四男 四郎と遼の太后の娘の歯痒いばかりの恋
必要以上に女性がでしゃばらないのも 物語に清々しい印象を与える
続編「血涙」も刊行されております