夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

北方謙三著「水滸伝」二 替天の章

2008-07-27 12:06:49 | 本と雑誌

北方謙三著「水滸伝」二  替天の章
北方謙三著「水滸伝」二  替天の章
初恋の嫂を忘れられず苦しむ武松
彼は遂に兄が不在の夜 押しかけて 嫂の愛を乞う
命をかけても守りたいその女性(ひと)は武松の想いを受け入れ 身を任せてくれた後 自殺してしまった

自分が抱いたから―

死のうと素手で虎に立ち向かうも 勝ってしまう

苦悩する武松を寺で見つけた花和尚 魯智深は 子午山に母と暮らす元禁軍武術師範王進に 武松を預ける

王倫率いる梁山湖を 腐敗した国 宋への抵抗の場として欲しい宋江と晁蓋側は 林冲を送り込む

王倫からの刺客や毒
暗殺の危険に晒されながら 林冲は遂に王倫を倒し梁山泊の制圧に成功する

それでも彼の中には 死んだ妻への想いが生きている

青面獣 楊志もいよいよ(無理矢理)仲間に加わるか
颯爽 九紋竜史進の活躍

不気味な動きを見せる青蓮寺側

梁山泊を得て 後は役者が揃うのを待つばかりか―


エアコンに愛を感じる日々です

2008-07-27 11:42:30 | 子供のこと身辺雑記

エアコンに愛を感じる日々です
エアコンに愛を感じる日々です
起き抜けに水シャワーを浴びました

朝から遠慮なしに暑いです

あっさりとワカメスープ

縦半分に切り皮の方へ切れ目を入れて 片栗粉をまぶして焼き 先日作った素麺だしの残りをぶっかけて少し煮た茄子
食べる時にすりおろした生姜をのっけます


波津彬子作「花々のゆううつ」小学館

2008-07-27 01:55:41 | 本と雑誌

波津彬子作「花々のゆううつ」小学館
波津彬子作「花々のゆううつ」小学館
波津彬子作「花々のゆううつ」小学館
波津彬子作「花々のゆううつ」小学館
うるわしの英国シリーズ4

二枚目で見掛けも良し性格も良し
家柄も良し
金もある

だが何故か気が付けば いつも他人の恋の応援している青年貴族

彼に花嫁来る日はあるのか

幽霊見える黒髪美少年と ややうっかりな父親の話

カラーも素敵な いっそ 飾りたいような一冊です

英国と美形と猫は お好きですか?


「寺への祈り」

2008-07-27 01:11:35 | 自作の小説

最近背中が重たい 腰が痛い

歩き出すにも覚悟がいる

余程の重荷を背負っているよな・・・動きにくさ

のびていたら・・・・声がした

「マジメに働かんと仏像がぶつぞ~」

ーな・・・・なんやねん 今の声はー

疲れているんだ 空耳だ

無視していると

「驚いてくれな 面白ないやろ これ起きんかい」

続けて声がする

「ほら 起きてぇな 相手してくれへんと もっと重くなってやる」

これは・・・気のせいではないようだ

「起きとるんやないかいな ほんま 体と同じでタヌキやなあ」

こ・・この!余計なお世話じゃ

振り向くと背中に仏像が乗っていた なんて非常識な仏像なんだ

「えっと~仏像さん? 何しておられるんです?」と尋ねてみた

「まあ せわしないお人やなあ こういう時はお茶のおっぱいじゃない 一杯も出さんかいな それにお菓子くらい出すのが お客様への礼儀やろ?」

仏像が背中からどいたのでやっと動けた

言われるままに水羊羹と冷茶を出した

「ケーキは無いんかいな まあええわ 食べたろ せっかくやさかいな」

仏像が冷茶を飲み 水羊羹を食べていた

「あのそのけったいな関西弁は?」

「ああ これか 勉強したんや テレビ見て 時代についていかなあかんさかい」

仏像は続けて言った「わし おにぎりも食いたい」

で 仕方なく おにぎりを作る 運ぶ

「おにぎりにはな熱いお茶がええねん」

つまり飲みたいということらしい

「気ィきかんな おにぎり 熱いお茶 言うたら タクアンが無いとなあ」

仏像だけに ブツブツ言うのだった

「なんでまた背中に乗っておられたんですか」

「それはやな ぱんぱかぱ~んや」

「は・・あ?」

「わしはな 2万人目についていってやろうと決めたのじゃ で大体2万人目が お前」とこちらに向けて ごはん粒のついた指を突き出した

「それでやな 有難くも暇つぶしにも ついてきてやったのじゃ」

ー暇つぶしなんだなー冷めた目で見ていると

「国宝か世界遺産かという 仏像が来てやったのだ ほれほれ 拝め 寄進せい」

こんな仏像についてこられるなんて 一体何の呪いだろう

仏像の祟りだろうか・・・・

「まあ そんなわけでだな しばらく居てやる ほれ肩を揉め 三百年分凝っておる」

なるほど堅い・・・・凝っている

イヤ待てよ

「木なら堅くて当たり前だろう!」

「お口答えしおったな 仏像泥棒と呼ばれてもいいのか」

「俺は盗んでなんて」

「論より証拠 ここに仏像はある」

仏像は不気味ににまっと笑った 

いらん こんな仏像いらん ただでさえ 狭い部屋なのに・・・・・

誰か来たら何て思われるか

「大丈夫 心配はいらない お前以外には見えない」

それはいいが「言葉! 関西弁はやめたのか」

「好評だったか ではリクエストに答えて 努力しますわ」

この何処にでもついてくる見えないポチ仏像の一日は 朝ワイドショーを見ることから始まる

しかも 今のところ ご利益は・・・ない

「いつまで いるんですか」

「これも縁 金は円 未来が分かったら面白うはないわい まあのんびりしなはれ」

俺は悲しい こんな仏像憑きになってしまっては 女のコと楽しい遊びのあれこれもできない

そして仏像は今日も元気にラジオ体操をするのだった

俺は思う 早く寺へ帰ってくれ!