夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

牧 秀彦 著 「老骨 塩谷隼人江戸常勤記」 ベスト時代文庫

2010-08-05 17:33:28 | 本と雑誌

牧 秀彦 著  「老骨  塩谷隼人江戸常勤記」 ベスト時代文庫
牧 秀彦 著  「老骨  塩谷隼人江戸常勤記」 ベスト時代文庫
牧 秀彦 著  「老骨  塩谷隼人江戸常勤記」 ベスト時代文庫
牧 秀彦 著  「老骨  塩谷隼人江戸常勤記」 ベスト時代文庫
牧 秀彦 著  「老骨  塩谷隼人江戸常勤記」 ベスト時代文庫
若衆姿の男装の美女がある
袴もよく似合う

子供の頃 女剣劇という言葉を聞いたのは京唄子さんの出るテレビ番組を見ている時に 父の口からだった

テレビでは火曜時代劇と称して昔の東映時代劇などよく放送され 男装の美姫が登場した
チャンバラごっこが大好きだった私は 憧れたものだった

きらきらの花簪や豪華な着物姿の両方にも

既に故人の嵯峨美智子
大映映画
様々な女優さん達を思い出す

この作品にも跳ねっ返りの鬼姫が出て来る
大名を父に持ちながら 剣振り回すのが好きで 腕に覚えがあると思っている茜

些か考えが浅く甘い
彼女の娘心が動いた相手は 既に老人と言っていい年齢の小柄な男

このシリーズの主人公 塩谷隼人だ
20年家老職にあると言う

江戸で藩の若者達の剣の指導にも当たっている

せんだって 殿の側室に手をつけ藩を牛耳ろうとした男があり その残党が 殿や藩に仇なそうとしている

雇われ刺客が江戸へ向かう殿を狙い駆け付けたのは茜

刺客の企みに気付かず自己過信がある

更には妖刀・村正騒動もあり塩谷は老骨鞭打ち動くこととなる

暴走しがちな茜に手を焼きながら

知己を得た市井の人々に助けられながら 塩谷はそれぞれの問題を解決していく

六十歳 その題も「還暦」から このシリーズは始まっております


六道慧著「駑馬十駕(どばじゅうが) 御算用日記」 光文社時代小説文庫

2010-08-05 11:52:14 | 本と雑誌

六道慧著「駑馬十駕(どばじゅうが)  御算用日記」 光文社時代小説文庫
六道慧著「駑馬十駕(どばじゅうが)  御算用日記」 光文社時代小説文庫
六道慧著「駑馬十駕(どばじゅうが)  御算用日記」 光文社時代小説文庫
六道慧著「駑馬十駕(どばじゅうが)  御算用日記」 光文社時代小説文庫
幕府の権力かさにきて私利私欲の為に藩を潰す人間から 罪なき人々を 千両知恵で護ろうとする生田数之進と彼を助ける文武両道・気配り抜群・容姿端麗な一角

今回 数之進は過去からの亡霊にも悩まされる

かつての竹馬の友は彼から妻となる女性を奪った

役目で出向いた藩の屋敷に力持つ人間としてその男がいる

物語の始まりに奪われた品

また七夕の催しに花添える数之進の思いつきはー

小さなことから大きなことまで どうにか解決致します

姉三人持つ弟の立場からか頼りないながらもー

しかし数之進の命を狙う人間は 勝手に恨み募らせる

いつになったら抱える借金を払い終えることができるのか

まだまだシリーズは続きそうです