紀州は法福寺の院主・道龍に目をかけられ強くなっていく長右衛門
幕末ー青春は闘うことだった
和歌山県生まれの著者が和歌山の若者を主人公に据えて描く
今やたら人気の実在人物も作中登場します
小説の恐ろしさ
なるほどこんな奴なら暗殺されても仕方ない
読みながら むしろ早く斬られてしまえーなどと思ってしまうのですから・笑
母親が決めてきた縁談の相手おひでさんってまともに話したことがないいいなづけがいる長右衛門ですが
紀州まで追ってきた積極的な小春さんと一緒になります
自分から布団に潜り込んでくるは 抱き着くは 童貞の主人公に「乳吸って」と言うはー
長右衛より前にも男がいたらしいので生娘ではなかったのでしょうが
しつこいくらい男につきまとう女が いいなづけを待っていた娘から 夫となる人をとってしまったわけです
本筋とは関係ないところで 破談になってしまったおひでさんのその後が気になるのでした