夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

休日の手抜き

2016-02-14 11:32:23 | 子供のこと身辺雑記
二つ鍋を並べての料理
朝ごはんおかずを作りながら お昼ごはんおかずも作っているのでした






ビタクラフトの鍋の中身は朝ごはん用

並べて火にかけているストウブの鍋の中身はお昼ご飯用




ビタクラフトの鍋は 鍋ものモドキや 豚汁・粕汁など具沢山な汁物とか 案外と和風料理に 結構気軽に使っています


ポトフもどきや もろ洋風な料理だとストウブの鍋


さて! 晩御飯のおかずは 何を作りましょうか

「チョコレート甘い」

2016-02-14 01:11:20 | 自作の小説
料理はそこそこ作れるーと思っているけれど きっちり分量を計らないといけないお菓子作りとは とっても相性が悪い

でも!お菓子が作れなくても 買えばいい!

ホットケーキなら焼けるし スポンジケーキだって作れるもの
プリンだって

チョコだって買ったものの方が断然美味しい

バレンタインの手作りチョコなんて 贈る相手がいればこそ!でしょう?


だけど雑誌で「絶対に失敗しない 電子レンジとオーブントースターがあれば必ずできる」という作ってみたい気持ちをそそられるレシピを見つけてしまった

新聞にあったレシピ記事は板チョコ利用の簡単なもの

バレンタイン・デー前には チョコレートを使ったレシピが多く目につく

ええい!ままよ!
失敗してもチョコ 食べられないシロモノができることはないはず

台所にレシピたてかけ 買ってきた材料を並べていたら 電話中の母が見物にやってきた

ひっどく嫌な予感がした



材料を揃えてーホットケーキの素を利用のフォンダンショコラ 失敗しようのないはず

もう一つはマシュマロやら刻んだナッツやらアーモンド 柔らかくしたチョコと合わせるだけだし


残ったチョコはラム酒入りのチョコプリンに使って


ーと再び 母が台所にやってきた

「なに?」

「もうすぐ久野さんが来るものだから 紅茶の用意をしておこうと思って」
久野さんは同じ隣保で母と仲が良い

しかも男なのに!お菓子作りが得意な息子さんがいる
その息子さん手作りのクッキーやらビスケットをもらったことがある
もともと久野さんがお菓子作りが趣味で 久野さんの息子さんー私よりは3歳年上で小学校以外は中学も高校もすれ違いだった
ーも いつか趣味でお菓子など作るようになったと言う
上の息子さんは全く台所には立たないらしいが 

お菓子作りが得意な下の息子さんは 幼稚園の頃は朝に家まで迎えに来て 登校する集合場所まで手を引いて連れていってくれた



しばらくして久野さんが来たらしく話し声が聞こえてくる

ーと話し声が近付いてきた

「やっぱり女の子が台所に立つ姿はいいわねえ  ウチは男の子ばっかしだから」


「あら でも真悟さんはお菓子作るのも上手じゃない」
これは母の声だ

「真悟のは ただの気分転換だしね つまんないわよ 男の子なんて」

そして久野さんは私に話しかけてきた

「誰かにあげるの」

「いらっしゃいませ こんばんは  ちょっとレシピが目について 作ってみようかなーってそれだけです」


「ほらね ウチの娘はー」


そうだった 思い出した その真悟さんが作ったお菓子を見て なんか色々自信を失ってお菓子作りは苦手だ 向いてないと思ったのだった

幸いチョコ菓子はレシピ写真には落ちるが ひどい失敗はしなかった

できたてを母と久野さんにも持っていった

「あら よくできてるじゃない 美味しいわよ これ!」と母が言ってくれた

「へえ こんなの家で作れるのねえ」と久野さん 
それから 私の方を向いて「ちょっと貰って帰ってもいいかしら」


「え・・ええ そんなので良かったらー」


母と久野さんが顔を見合わせたのがー何か気にかかってたけれど

日曜日の朝 玄関の前をはいていたら 真悟さんが歩いてきた 袋をさげている

「昨日はありがとう ごちそうさま これ母が借りてきた食器  」

「あら いいえ お粗末様です」

「で 渡しに行くの」

「はい?」


「 あ いや 余計なことだった  母が 手作りのチョコをー」


ちょっと言いにくそうに真悟さんが言葉を切る


「私 そんな乙女じゃないですから  私でも作れそうな簡単なレシピを見つけたから ちょっと作ってみたくなっただけで
手作りチョコなど渡せるような相手はおりません」

「そりゃよかった」

「何が」

「ずっと思ってた 手作りでなくてもいいから  チョコもらいたいなって」

「買えばいいじゃないですか」


「バレンタインデーだからチョコ欲しいんだ できれば本命チョコで」


「えっと・・・」


「母から チョコ作ってるって聞いて焦った   ずっと小さな頃から君が好きです 」


「私 お菓子作り苦手ですけど? ずっと前にーお菓子作りが得意なコが好きだって話してるの聞いたことがあります」

「ああ言えばチョコ作ってくれるかと思った」


ずっとずっと全然もらえなかったーと真悟さんが言って それで私は言ってしまった

「わかったわよ チョコぐらい作ってあげるわよ 待ってなさい!」


「やったね」と真悟さんが笑う


何か どっかで間違えたような気もするけれど