ハーメルンの誘拐魔 | |
中山 七里 | |
KADOKAWA/角川書店 |
あるワクチン注射の為に自分の母親の記憶すら消えた娘
その娘が行方不明になり ハーメルンの笛吹のカードが落ちていた
神社に忘れたスマホを取りに行った娘はいなくなった
ワクチン被害を議員に訴えに来た車椅子の少女達5人はバスごとさらわれた
行方不明の7人の少女
自身も闘病中の娘を持つ犬養刑事は 男性の嘘は見抜けるが女性の嘘は見抜けないー
正義感に溢れすぎる女性刑事と組んで捜査に当たるがー
「静おばあちゃんにおまかせ」の葛城刑事も登場
自分の父親ごと告発する少女の覚悟
信じる正義の為に覚悟して犯罪者になった女性
僅かな光は 救いはー記憶を失い続けていた娘が 面会の場で「おかあさん」と言ってくれたこと
ささやかでも どれだけ有難いことか
正義が報われるとは限らない
それでもー
「静おばあちゃんにおまかせ」にもちらりと登場の犬養刑事ですが メインで活躍する作品には「切り裂きジャックの告白」「七色の毒」があります