夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

やんちゃさん 眠る時だけ 静かです

2017-09-28 22:23:07 | ペット
さんざん暴れて遊んで



勝手に膝へ上り居座り眠った麦丸








椅子カバーを伝ってテーブルの上に乗り ドアのガラス越しにお姉ちゃん猫の瑠奈と威嚇し合い・・・・・

柱にジャンプし角に噛みつくーなんてこともしてました










決しておとなしく休んでいるのではないです
ゲージにぶらさげてある緑の紐の先につけてあるオモチャを狙っています^^;

「おいで・・・」-遠い約束・現在・2-

2017-09-28 18:57:41 | 自作の小説
それまで僕はごくごく普通の人間に囲まれて育ち生活しているごくごくごくごく平凡な人間だと思っていた

まあ・・・多少 母親は変わり者かもしれないが・・・・

祖父母の家での奇妙なモノたちとの対面の後 きっと僕は悪い夢を見たのだと思い込むことにして これまでの平平凡凡たる生活に戻ろうとしたんだ

早々に戻ってきた僕を見ても母は何も言わなかった
秘密を守るという点では僕は母に遥かに及ばない

ぐだぐだ考えていても埒はあかず それなら大学の研究室で進まない論文に取り組むことにした
こちらも袋小路で行き詰まったままなんだけどね

溜息ついていると同じ部屋を使っている木面(きづら)さんが声をかけてきた
「手こずってるみたいね 帰り気分転換に飲みに行かない?」

木面衣都子(いとこ)先輩 年齢は秘密 身長は165cm 体重は極秘事項なのだそうだ
外見は颯爽たる眼鏡美人

連れ立って歩いていると羨ましそうに見られるが・・・先輩からしたら僕は多少手はかかるが便利な後輩にすぎない
男連れの方が変に声かけられなくて煩わしくないそうだ

これこれの事に付き合って!と先輩に頼まれ(命令され)ると僕は逆らえない

乗り換えに便利な駅に近い場所の居酒屋で酒が多少入った事もあり 僕は木面さんに訊いてしまった
「これまでに奇妙なものを見たことはありますか」

「奇妙なものって? 何?季節柄 怪談めいたもの 君やたら怖がりじゃなかったっけ」

僕は研究室仲間と行ったお化け屋敷でフリーズしたことがある
ゾンビが出てくるイベントでは 僕があんまり怖がるものだから ゾンビ役の人が「出口はそっち」と教えてくれた

しかし祖父母の家での経験は 僕の神経をぶった斬ったようだ
いや 怖いことは恐いが存在するモノは認めるしかないというか

「ふふふ・・」先輩は不気味な笑みを浮かべた
「君 家に来る? いいモノ見せてあげる」


木面さんが言ったのでなければ男としてある種の期待もできるがー
何しろ木面さんだ

ここで誘いを断っても これからが恐ろしい

「駅からほど近いのに住所ね村なのよ いまどきね村よ・・・」

確かに電車を降りて少し歩くと「ここから小出村 注意」と案内板がある
折れて進んでいくと急に暗くなった気がした

木面さんは平然「何しろ村だから」

でも道路はちゃんと舗装されていた
「うん よく道路工事してる あんまり結果は出ないけど」


木面さんの言葉にどうもひっかかるモノを感じるのは気のせいだろうか

「裏口から出入りしてるのよね 留守にした時は 
その方が用心がいいモノだから」

鍵を開けると木面さんは「どうぞ」と言って「 あ でも入る時にちょっと気をつけてね つまずかないで」そうして続けて
こうも言った「お願いだから悲鳴なんかあげないでね」
唇に指を当て「しっ」と制する振りをつける


裏口から木面さんに続けて入ろうとして 僕は言葉を失った

「うん これがね 秘密にしてること ちょっとね珍しいでしょう」木面さんはニッコリ

そう裏口には黒い手が左右揃って生えていた


「あの・・・引っ越そうとは思わなかったんですか」と落ち着いてから尋ねたら 木面さんは不思議そうに言った

「あらだって家賃がとっても安いのよ」

そういう問題だろうか


「ここまで来るには大変だったんだから やたらぼこぼこ奇妙なモノが生えて来るアスファルトでね
よく効果ある神社さんのお札で対抗して 生えてくるモノとも折り合いをつけたのよ
生首はさすがに家にいたら気味が悪いし 足は勝手に家の中を駆け回るし ちょっとね非常識じゃない
そこで手が一対でおとなしく裏口にいるなら 御祓いの紙をさアスファルトに大量に埋め込むのはやめるって言ってやったのよ
ほら わたしってば優しいから
時々裏口から動きたくなったら掃除するようにお願いしているの


それで君は何か面白い体験をした?」


到底 僕には言えなかった

木面さんは凄すぎる
とても太刀打ちできない

「そっか~ 残念 ほらわたしってば手堅く生きているからあんまり面白い風変わりな事に出会えないのよね」

常識人はつまらないわと木面さんは溜息をつく

僕が知らない間に常識の意味は変わったのだろうか

「ま しかし可愛い後輩に困ったことがあるのなら いつでも相談に乗るわよ
ほら わたしってとっても優しいから」

帰り道 「ここから小出村」とある横に 小さな字でびっしり書かれたものがあった

それによれば

「おいで おいでと手が招く 小出村と字があてられて いつか おいで村は こいで村と名を変えた
だが その昔 ここは無数の手が招き旅人を呼び寄せたという伝説がある
無数の手の持ち主については争いに負けて滅ぼされた一族などとかくの物語もある
その一族は体をばらばらに斬り刻まれ その死体は ここ一帯に撒かれたのだと

いまだその身体は元に戻ろうと彷徨している
その姿を見た者もあるとか

村を通行される方はご注意下さい
時々 迷った足がついていくことがあるかもしれません」

いやいや これって随分怖くないか
何処までが真面目なものなんだろう


「訴えてやる!」ー遠い約束・衣都子(いとこ)ー

2017-09-28 11:04:33 | 自作の小説
ひどく曇った朝 外は薄暗く今にも雨が降り出しそうな気配を漂わせていた

出掛けようとして車に乗りかけ 何かが気になった
振り返る

車庫前の道路に膨らみがある
あんなの今迄あっただろうか

気にはなりつつ・・・外出し昼頃帰宅すると その奇妙な膨らみは出かける前より大きくなっているように見えた

いやいや気にするからそんなふうに感じるのだろうと思い家に入る


そして夕方・・・・・何か気になって見てしまう

棒のような形に突き出していた

近寄れば その周囲にも丸くぼこぼこ膨らみができている

奇妙だ

しかも車庫入れに影響するぎりぎりの場所

何ができようとしているのかしらないが ちょっと邪魔じゃないか

だけどアスファルト
ちと面倒・・・・などと思っていた

夜になりとうとう雨が降り出した


翌朝 棒状の突起は雨が養分となったのか成長していた
それは指を拡げたパーの形をした黒い手に変化している

その周囲にも幾つか似たシロモノが成長中
アスファルトは時々こんなシロモノを産むのだろうか
何か迷惑である

産むんなら よそでやってもらいたい

いっそ車で全部 轢き潰してやろうかと凶暴な思いに駆られる


ところが この厚かましい黒い手軍団は今度は玄関の階段へと移動してきた
やっぱり潰しておくべきだったか
情けをかけたのが失敗だった

こんなのに家に入ってこられては迷惑このうえない

家の中を這いずり回られでもしたら ひどく・・・ひどく気持ち悪いじゃないか
オブジェと思い込むにしても趣味が悪すぎる

何処に移動するか分からないなら安眠できない

試しにお祓いの札を貰ってきてみた

まず玄関と裏口に貼る


それから手達に貼ってやってみた

おお♪
情けなさそうにしおれていく

まるで即効性の除草剤のようだ

今日日の雑草はしぶといから除草剤も中々効果がないのに

なんて素直な手達だ

数日するとぐしゃっぐしゃになった手は姿を消した

まずはめでたい

ところが 今度は半月後に足が生えてきたんだ


足はひこひこ揺れる
でも これもお祓いの紙にて退散していただいた


その次はね 頭 生首よ
気持悪いったら しかも好みのタイプの顔じゃなかったの
せめてイケメンならね 良かったのに


どうしてこうなりふり構わずというか なんでも生えて来るアスファルトなんだろう


どうせさ 何か産むアスファルトならね
お金でも産みだしてくれよと思うじゃない

全く厄介なだけで役に立たないったら・・・・・・



あんまりお祓いの紙を私が買いに行くものだからね その神社の方が見にこられたの

で いわく「これは呪いのアスファルトじゃ」って

うん もう慣れたから何でもいいけど

こんな面倒なアスファルト作ったの何処の誰よ!と思ったの

ああ 訴えてやりたい

麦丸クン 元気に成長中

2017-09-28 09:18:51 | ペット
麦丸クン 勝手に人の体によじ登ってくるようになりました












ちょっとパソコンをいじろうとしていたら・・・ぴょこぴょんと跳ねて膝の上に上がってきました

人間にかまってもらいたい 人に甘えて遊んでもらうーということを覚えたようです


番外編
玄関や門柱 二階のベランダなどによく居座っている茶色い野良猫さん
これを 昨夜ボツとなった琥太郎(こたろう)と呼ぶことにしました





まん丸い目が特徴 ちょっとだけ太めの猫さんです