夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

北方謙三著「水滸伝」四 道蛇の章 集英社文庫

2008-07-28 01:09:51 | 本と雑誌

北方謙三著「水滸伝」四 道蛇の章  集英社文庫
北方謙三著「水滸伝」四 道蛇の章  集英社文庫
次巻の波乱を感じさせる展開

娘を宋江達に殺されたと信じた馬桂は 李富と男と女の関係になり 梁山泊の敵になる

抱かれた男の敵が敵と 今までとは全く逆の―

長年信じてきたものから 例え娘を殺されたと信じこまされても そう愚かしくなるだろうか

宋江の妾であった馬桂の娘もそうだ
たきつけられたとは言え 嫉妬に狂い愚かだ

その生き方 性格に不満はあるが それも物語を動かす為の組み立てなら仕方ないのだろう

宋江が自分が妾にした女を 感情ある人間と見ていなかった未熟さ
また自分達が殺した事になっている娘の母 馬桂へ 事実はこうであったと説明する
せめてその死を詫びる常識を持たなかった事で 大義の前とは言え 作中いかに褒め上げようと たいした男ではないと
人の心の分からぬ馬鹿愚か
賢ぶってる阿呆と思える

身近な人間の心の動きも理解できずして 民の心を知ることはできない

人間を見る目も無いことになる

相手が男であろうが女であろうが 人を人として見ることができない人間に

ひねくれ者の私は つい 偉そうなこと 言うんじゃないよ
と思ってしまうのだ


北方謙三著「水滸伝」二 替天の章

2008-07-27 12:06:49 | 本と雑誌

北方謙三著「水滸伝」二  替天の章
北方謙三著「水滸伝」二  替天の章
初恋の嫂を忘れられず苦しむ武松
彼は遂に兄が不在の夜 押しかけて 嫂の愛を乞う
命をかけても守りたいその女性(ひと)は武松の想いを受け入れ 身を任せてくれた後 自殺してしまった

自分が抱いたから―

死のうと素手で虎に立ち向かうも 勝ってしまう

苦悩する武松を寺で見つけた花和尚 魯智深は 子午山に母と暮らす元禁軍武術師範王進に 武松を預ける

王倫率いる梁山湖を 腐敗した国 宋への抵抗の場として欲しい宋江と晁蓋側は 林冲を送り込む

王倫からの刺客や毒
暗殺の危険に晒されながら 林冲は遂に王倫を倒し梁山泊の制圧に成功する

それでも彼の中には 死んだ妻への想いが生きている

青面獣 楊志もいよいよ(無理矢理)仲間に加わるか
颯爽 九紋竜史進の活躍

不気味な動きを見せる青蓮寺側

梁山泊を得て 後は役者が揃うのを待つばかりか―


エアコンに愛を感じる日々です

2008-07-27 11:42:30 | 子供のこと身辺雑記

エアコンに愛を感じる日々です
エアコンに愛を感じる日々です
起き抜けに水シャワーを浴びました

朝から遠慮なしに暑いです

あっさりとワカメスープ

縦半分に切り皮の方へ切れ目を入れて 片栗粉をまぶして焼き 先日作った素麺だしの残りをぶっかけて少し煮た茄子
食べる時にすりおろした生姜をのっけます


波津彬子作「花々のゆううつ」小学館

2008-07-27 01:55:41 | 本と雑誌

波津彬子作「花々のゆううつ」小学館
波津彬子作「花々のゆううつ」小学館
波津彬子作「花々のゆううつ」小学館
波津彬子作「花々のゆううつ」小学館
うるわしの英国シリーズ4

二枚目で見掛けも良し性格も良し
家柄も良し
金もある

だが何故か気が付けば いつも他人の恋の応援している青年貴族

彼に花嫁来る日はあるのか

幽霊見える黒髪美少年と ややうっかりな父親の話

カラーも素敵な いっそ 飾りたいような一冊です

英国と美形と猫は お好きですか?


「寺への祈り」

2008-07-27 01:11:35 | 自作の小説

最近背中が重たい 腰が痛い

歩き出すにも覚悟がいる

余程の重荷を背負っているよな・・・動きにくさ

のびていたら・・・・声がした

「マジメに働かんと仏像がぶつぞ~」

ーな・・・・なんやねん 今の声はー

疲れているんだ 空耳だ

無視していると

「驚いてくれな 面白ないやろ これ起きんかい」

続けて声がする

「ほら 起きてぇな 相手してくれへんと もっと重くなってやる」

これは・・・気のせいではないようだ

「起きとるんやないかいな ほんま 体と同じでタヌキやなあ」

こ・・この!余計なお世話じゃ

振り向くと背中に仏像が乗っていた なんて非常識な仏像なんだ

「えっと~仏像さん? 何しておられるんです?」と尋ねてみた

「まあ せわしないお人やなあ こういう時はお茶のおっぱいじゃない 一杯も出さんかいな それにお菓子くらい出すのが お客様への礼儀やろ?」

仏像が背中からどいたのでやっと動けた

言われるままに水羊羹と冷茶を出した

「ケーキは無いんかいな まあええわ 食べたろ せっかくやさかいな」

仏像が冷茶を飲み 水羊羹を食べていた

「あのそのけったいな関西弁は?」

「ああ これか 勉強したんや テレビ見て 時代についていかなあかんさかい」

仏像は続けて言った「わし おにぎりも食いたい」

で 仕方なく おにぎりを作る 運ぶ

「おにぎりにはな熱いお茶がええねん」

つまり飲みたいということらしい

「気ィきかんな おにぎり 熱いお茶 言うたら タクアンが無いとなあ」

仏像だけに ブツブツ言うのだった

「なんでまた背中に乗っておられたんですか」

「それはやな ぱんぱかぱ~んや」

「は・・あ?」

「わしはな 2万人目についていってやろうと決めたのじゃ で大体2万人目が お前」とこちらに向けて ごはん粒のついた指を突き出した

「それでやな 有難くも暇つぶしにも ついてきてやったのじゃ」

ー暇つぶしなんだなー冷めた目で見ていると

「国宝か世界遺産かという 仏像が来てやったのだ ほれほれ 拝め 寄進せい」

こんな仏像についてこられるなんて 一体何の呪いだろう

仏像の祟りだろうか・・・・

「まあ そんなわけでだな しばらく居てやる ほれ肩を揉め 三百年分凝っておる」

なるほど堅い・・・・凝っている

イヤ待てよ

「木なら堅くて当たり前だろう!」

「お口答えしおったな 仏像泥棒と呼ばれてもいいのか」

「俺は盗んでなんて」

「論より証拠 ここに仏像はある」

仏像は不気味ににまっと笑った 

いらん こんな仏像いらん ただでさえ 狭い部屋なのに・・・・・

誰か来たら何て思われるか

「大丈夫 心配はいらない お前以外には見えない」

それはいいが「言葉! 関西弁はやめたのか」

「好評だったか ではリクエストに答えて 努力しますわ」

この何処にでもついてくる見えないポチ仏像の一日は 朝ワイドショーを見ることから始まる

しかも 今のところ ご利益は・・・ない

「いつまで いるんですか」

「これも縁 金は円 未来が分かったら面白うはないわい まあのんびりしなはれ」

俺は悲しい こんな仏像憑きになってしまっては 女のコと楽しい遊びのあれこれもできない

そして仏像は今日も元気にラジオ体操をするのだった

俺は思う 早く寺へ帰ってくれ! 


夕飯おかずです

2008-07-26 16:45:53 | 子供のこと身辺雑記





解凍した挽き肉に卵二個と すりおろした生姜を混ぜ 胡麻油を加えて カレー用スプーン2本で団子にまとめて揚げたら 生姜のみじん切り炒めて中華スープを少し煮立て 砂糖・醤油・酢・酒を加えて 水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がり

おやつに西瓜
主人のおかあさんにいただきました

大きいのでまずは半分使い 残り半分は冷蔵庫に 皮は砂糖と塩まぶしておいて お漬物に
長男は塾に行くのに六時出発 五時半が夕食になります

送って出たら ついでに食料品を買ってこなくては


暑くならないうちに(既に暑いですが・笑)

2008-07-26 08:14:26 | 子供のこと身辺雑記
暑くならないうちに(既に暑いですが・笑) 暑くならないうちに(既に暑いですが・笑) 暑くならないうちに(既に暑いですが・笑) 暑くならないうちに(既に暑いですが・笑) 暑くならないうちに(既に暑いですが・笑) 朝の間に 野菜たっぷりのスープ 大根と薄揚げのお味噌汁 砂糖と醤油で煮た半熟卵 カボチャといんげん豆の煮物 赤梨の新雪 大きくて水気もたっぷりです 夕飯おかずは肉団子の甘酢あんなど作る予定です

北方謙三著「水滸伝 一曙光の章」集英社文庫

2008-07-26 01:59:30 | 本と雑誌

北方謙三著「水滸伝 一曙光の章」集英社文庫
北方謙三著「水滸伝 一曙光の章」集英社文庫
林冲は彼を疑う男に罠にはめられ 彼を助けようとする妻は 役人に凌辱され晒者にされた身を恥じて死ぬ

囚われの身となった林冲が 医者と病人を助けて脱獄し 自由の身となるまでを 多彩な登場人物を出しつつ描く

腐りきった宋の我欲に満ちた高官達と戦う為の用意がされようとしていた

作家 北上次郎氏 絶賛の 北方版「水滸伝」の始まりです


北方謙三編著「替天行道(たいてんぎょうどう)北方水滸伝読本」 集英社文庫

2008-07-25 17:31:20 | 本と雑誌

北方謙三編著「替天行道(たいてんぎょうどう)北方水滸伝読本」 集英社文庫
北方謙三編著「替天行道(たいてんぎょうどう)北方水滸伝読本」 集英社文庫
北方謙三著「水滸伝」全十九巻
これがいかにして書かれたか
世に出たか

その後 著者がどう感じているか

ファンとの交流ぶり
各界から寄せられた文
対談

著者デビュー当時から支える編集者あればこそ 現在の北方謙三氏があるのだと思う

ブラッディ・ドール シリーズだったか

出る本 出る本を追いかけるように読んでいた時代があった

あの頃の私は女性でも こういう分野 読むんだぞ―と今にして思えば 多少 いきがっていた部分があったかもしれない

母の書棚には 笹沢左保「美貌の翳」 生島治郎「死者だけが血を流す」 戸川昌子「猟人日記」 各捕物帳シリーズ 高木彬光 松本清張 横溝正史
山手樹一郎

E・R・バロウズ
C・L・ムーア
なんか びっしりあり 私にとっては 読む対象―どれも物語であった

本の分野は関係なかった

そして時代小説
吉川英治著 駒田信二著 柴田練三郎著 それぞれの水滸伝なり三国志など読んでいて

私はいらち(最後までいってないと待ってられないし 途中だと あほだから忘れる)な方なので 完結してから読もうなんて考えていて 受賞作品とか 騒がれると天の邪鬼だから もう駄目で

「水滸伝」十九巻 「三国志」十三巻

あ・・・長い
一冊 幾らだから―と計算し 巻の少ない「楊家将」から読み始めた
と続編「血涙」

う・・・楊一族の血を引く登場人物が出てくるのですって
「水滸伝」に続く「楊令伝」

では「水滸伝」からと 嵌まってしまった

「水滸伝」を読み始める前に テキストとして本書を読んでいる

余談だが 私が子供の頃に連続テレビドラマ「水滸伝」があった

主演は林冲(中村敦夫) 宿敵 高きゅうに佐藤慶さん

オールスターのように出る中 お気に入りは長門勇さん 確か魯智深を演じておられた

土田早苗さん演じるこ三娘

音楽も独特
ナレータ―の入り方も好きだった

しかし最終回の放送ある日 丁度 旅行の予定があり 今のようにビデオはまだ家庭に無い時代で その後 再放送あるまで 最終回を見られなかった

佐藤慶さんの悪役ぶりは本当に憎らしく

それらは今となっては懐かしい思い出なのだが
この時代 原田大二郎さんも あおい輝彦さんも本当に若々しい ゲストの形で小林幸子さんも出ておられたと思う

林冲の妻を演じておられたのは 松尾嘉代さん
この同じ役を香港映画でジョイ・ウォンさんが演じてました
香港映画らしくアクションが入ります

英雄が次から次に出てくる所はいいのですが またいずれ死んでいく
―滅びが約束の物語でもあり 彼らの死と出会いたくない 途中で読むのをやめたくなる
そんな気持ちに襲われることもあります

それでも新しい物語を読み始めてしまうのでした


お昼からはエアコン

2008-07-25 12:55:15 | 子供のこと身辺雑記

お昼からはエアコン
お昼からはエアコン
お昼からはエアコン
お昼からはエアコン
暑さに負けました(笑)
お昼も野菜たっぷりで 焼肉のタレで味付けしたピーマンとキャベツの炒めものの上に塩胡椒で味付けした焼肉のっけて

定番のトマト・胡瓜・レタスのサラダ

夜はあっさり 鯛の切り身を塩焼きにしたのと 素麺です


週刊新潮 7月31日号 連載小説より

2008-07-25 10:04:55 | 本と雑誌

二宮「ほな経費をください。おれがいままでに使うた経費を」

桑原「なんぼじゃ」

二宮「百万円」

桑原「ええ根性や。“ネバー・ギブアップ”とは おまえのことやの」

二宮「おれの身体と心の傷を癒すのは 帯封のついた札束ですねん」

桑原「わしは時々感心する。おまえは大阪一、口が達者や。コンサルタントなんぞやめて坊主になれ。信者を集めて絵伝のハンカチでも売りつけんかい」

また場面変わって

二宮「縁はのうてもコネはあるでしょ。紹介してください。」

中川「なんぼや。」

二宮「えっ?」

中川「紹介料やないけ。」

二宮「一万円でどうですか。」

中川「じゃまくさい。切るぞ。」

二宮「三万円てす。」

中川「よっしゃ。連絡は。」

関西弁 炸裂

読んで聞かせたら 娘にも うけておりました

一応堅気のはずの二宮さんですが 毎回 何故か二蝶会の桑原さんと 骨折り損のくたびれ儲け―に終わること多い活動をしておられます

遊ぶのと女が好きな二宮さんは へたれなのか根性あるのか よく判らない・・・不思議な方です