青い海の伝説OST(2CD)(SBSドラマスペシャル) | |
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肖像画には、文章も書かれていました。
『もしそなたが来世の私であるなら、目覚めても忘れるな。全ては繰り返される。良縁がその世界まで続き、悪縁もまた然りだ。危険な者からそなたの想い人を守れ』
以前、無意識の中聞いた、タムリョンの言葉でした。
タムリョンは描かれた肖像画を、密閉した箱に入れ、実家の母の家の裏庭の地中深くに埋めるよう下男に指示しました。万が一自分に何かあっても絶対開けるなという伝言を付け加えました。
この下男、現代ではシアの兄でジンジュの夫ドンシクです。
本当に俺なのか?・・・とジュンジェはここに至っても思いました。
シアがその肖像がの顔を見て、驚くほどに似ていると言っても。
何時まで待ってもなかなかジュンジェが帰宅しないので、シムチョンはやきもきしながら待っていました。なにせ、シアと一緒ですからね。
帰宅したジュンジェは、シムチョンが嫉妬してるのを知ると、と~っても嬉しそう。
ジュンジェは、ナムドゥからシムチョンの不思議な点をあれこれ聞かされました。
ひどい骨折をしたのに、1週間で完治してしまったこと。そして、何故か真珠を持っていたこと。それもたくさん。
ジュンジェは、夢でシムチョンにそっくりな女性の姿も見ていました。足元には真珠が籠いっぱいあったことも。それと被る話しです。
そして、ナムドゥは、ジュンジェの変化が心配だと言いました。
「苦労して悪人に仕立てあげたのに、シムチョンに会って以来、善人になろうとしてる。」
ある日、以前から何度か顔を合わせてる女の子ユナがシムチョンに会いに来ました。学校に行きたくないとずる休みしたのです。
ジンジュの娘から苛められてる所にも出くわしたこともあるし、どうも苛められっ子のようです。
ユナは、シムチョンの心の声が聞こえます。
ユナをジュンジェの家に連れて来たシムチョン。
ユナはとっても頭が良くて、ジュンジェたちが昼間っから家に居るのを見て、無職だと指摘しました。大人顔負けです。
ユナは学校では自分は透明人間になってしまう・・・と言いました。
父親が居なくてお金持ちじゃ無い自分は、他の友達とは違うから・・・と。
「人は自分と違う人を嫌うものでしょ?」
皆、ユナのような幼い子が既に世間の荒波にもまれている事に気付きました。
“私も違う。正体を知られたらジュンジェは私を嫌い離れていく”
シムチョンは心で思いました。
その言葉、なんと、ジュンジェには聞こえたのです。勿論、ユナにも。
ジュンジェはそれがシムチョンが口にした言葉だと最初は思いました。でも、ナムドゥたちは聞こえていない事が分かりました。
でも、この時は気の所為だと思ったようです。
シムチョンは、ユナと二人だけになって、確認しました。心の声が聞こえるのかと。ユナは、皆も聞こえているものだと思っていたようです。
シムチョンは、口止めしました。
人は、自分と違う人を嫌うんでしょ?・・・と言って。
ナム部長の意識が戻りました。
でも、まだ言葉も喋れませんし、身体を動かす事も出来ません。
ジュンジェが駆け付けると、涙をためた目で見つめました。
伝えたかったでしょう。ソヒがしている事を。自分を殺そうとしたのが、誰かとということを。
シムチョンは、お酒の飲み方をジュンジェに教わりました。
これがねぇ、笑えます。
物凄く強いんですよ。そして、一旦酔いつぶれても、ある瞬間、きりっと正気に戻るんです。
ジュンジェも相当強いのですが、これには敵いません。
酔いつぶれたジュンジェは、すっかり正直者に。本心を隠せなくなっちゃったって言うか・・・。
シムチョンを抱きしめて、どこへも行くなと言いました。
シムチョン、嬉しい限りです。
が、翌朝、ナムドゥに聞くと、ジュンジェが酔っ払って口にする事は全部嘘だと言うじゃありませんか。がっくりですよ
そして、いよいよジンジュの家に、大富豪のフリをしてジュンジェたちが訪問することになりました。
ユランが料理を運ぼうとするのを、ジンジュが押しとどめて自分がすると言ったため、顔を合わすことはありませんでした。
途中で、気に入った卵焼きを再度持ってきてくれた時も、顔を見る事はありませんでした。
ただ、ジュンジェは、料理が実母の味付けと同じだと感じたようです。まさか、母親が作ったとは思いませんでしたが。
投資話は、次の機会に・・・と和やかに会談を進めていると、シアが帰宅。
あいやぁ~っ
でもね、外で待機していたテオがシアを発見し、どーにか家に入るのを阻止。
家に入るのを止めるには、何か気を引かなきゃいけないってんで、好きだと咄嗟に口走って・・・勿論出任せですが。
シアはすっかりヒロインの様な気分になって、カフェでテオを諦めさせようと説得。
テオは隙を見て、ナムドゥに事の次第を連絡。
急用ができたから・・・と言って、ジュンジェやシムチョンと一緒にシアの家を出ました。
危機一髪でした。
家に帰るなり、ジュンジェとナムドゥは口げんかになりました。
もっときちんとした調べしろよ・・・とかなんとか。
それをシムチョンが聞きまして、彼らの仕事に不審を抱いたのです。
実はこれまで、彼らはシムチョンに、国の為の仕事をしている・・・と嘘をついてきていたのです。
“ホ・ジュンジェ、あなたは詐欺師なの?悪人?”
心でつぶやいたシムチョン。
それを、また、ジュンジェが聞いたのです。思わずシムチョンを見つめました。
“嘘をついたの?”
この心の声も、ジュンジェは聞こえました。
「そうだ。俺は嘘つきだ。人を騙して儲けてる。悪人だ。」
ジュンジェが声に出して言いました。
「これが俺の秘密だ。お前の秘密は?」
“私の秘密はあなたと違うということ。私が人魚だということ”
ジュンジェはこの答えも聞こえました。
思い出しました。あの壺に描かれていた絵を。自分とシムチョンだ・・・と思いました。
水族館で見た人魚・・・あれはアトラクションで人魚の姿になっていたのではなく、本当に人魚のシムチョンだった・・・と。
“私の正体を知ったら、あなたは驚き恐れ、私から去っていく。だから絶対に知られたくない”
シムチョンが思いました。
これも、ジュンジェに聞こえていました。
呆然とシムチョンを見詰めるジュンジェ。
シムチョンは、心の声をジュンジェに聞かれたと気付いているのかしら。
傍でいるナムドゥには、二人が黙って睨みあってるとしか見えません。
心の声は聞こえませんからね。
「兄貴、今の、聞こえたか?」
と、ジュンジェは確認しました。
でも、やはりナムドゥには何も聞こえていませんでした。
ジュンジェはこれまで夢に見て来た様々な事を思い起こしました。
良縁にしろ悪縁にしろ、繰り返される・・・と言うタムリョンの言葉を裏付けるように、ヤン氏はデヨンとなり、シムチョンの前に現れている。タムリョンは、自分となって生きている・・・。
タムリョンが経験したことを、自分は夢で見ている。
そして、シムチョンと同じ顔をした女性がタムリョンの傍にいる・・・。今、シムチョンが自分の傍にいるように。
タムリョンの記憶とジュンジェの記憶が一気にジュンジェの中に流れ込んで来たようです。
人魚の記憶も・・・。
kissをすることで自分の記憶を消してしまう事ができるというセファの言葉も・・・。
スペインで失ったシムチョンとの記憶が甦りました。
混乱しました。