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どーにかソンニョを落ち着かサなきゃ・・・ってんで、サムドは説得を試みますが、無理で。
結局、そっと屋上に上って行ったドンジンやテヤンが取り押さえ、その直後に酔いのために爆睡し始めたことで一件落着。
その後目が覚めたソンニョは、皆に平謝りするしかありませんでした。
だけど、サムドを洋服店に戻す気はさらさらなくて・・・。
久しぶりに針を握って水を得た魚のように生き生きと仕事するサムドを見ても、気持ちは変わらず・・・。
そのまま引きずるように連れて帰ってしまいました。
サムド・・・身体はでっかいけど、優しくて妻を大切に思う気持ちも深くてね。尻に敷かれるって言うのはこう言う事でしょう。
ドンジンは、冷たくて人情が無いように見えるけど、本当は社員や部下思いで、ミサアパレルと言う会社の事を心底考えているんです。
前社長の思いを引き継いで立派にやって行こうと考えているし、その為には、ヒョサンに任せてはおけないと思ってるわけです。
ヒョサンのやり方が、手段を選ばない金もうけ主義って感じですからね。
ただ、ヒョサンとウンスクを潰してしまおうとまでは思っていないのです。仮にも前社長夫人と息子ですからね。そうなる事を前社長も望んではいないでしょうから。
でも、ヒョジュは違います。
ヒョサンと継母ウンスクを家からも会社からも追い出したいと思っています。彼女の実母はウンスクの為に家を出たようです。
何かこの間まで見てた「青い海の伝説」のジュンジェと同じだわ・・・。
育ててくれた人じゃないか・・・とドンジンはたしなめました。だけど、ヒョジュにはドンジンの考え方が理解できないのです。
ドンジンがヒョジュの考え方でもう一つ我慢ができないのが、夫を執事か何かのように思ってるところです。
自分のお陰でミサアパレルの主になれるんだから、ありがたいでしょ?・・・と言うのがヒョジュの考え方なのです。
説得は無理だとドンジンは諦めています。
そしてとうとう店の売却契約が完了してしまいました。
最後の判は、ドンジンが押しました。ゴッチは、自分の手では押せない・・・とドンジンに任せたのです。
最後のスーツを届けに行きます・・・とヨンシルが言いました。
地方に住むお客さんのために、マンスルがあつらえた最後のスーツでした。
会社に戻るドンジンが、通りがかりだからと送っていくことに。
ヨンシルは、社長の息子だから・・・とドンジンにも一緒に届けにいってほしいと言いました。
注文主は貧しい工員でした。
もうリタイアしたようで、体調を崩して寝込んでいました。
若い頃、工場で油まみれに成りながら働いていた彼は、月桂樹洋服店の前を通るたびにその立派なスーツを見ていました。その頃、月桂樹洋服店は知らない者がいないほどに有名だったようです。
そして、何十年も経った時、自分自身への最後の贈り物をしたいと思い、店のドアを押したのです。
「いつまで生きられるかわからないので、あの世に逝く時だけはいいスーツを着たいと思って。」
その話を聞いたマンスルが、生地代にもならない代金で、このスーツを作ってくれたのでした。
ドンジンは、父の知らない面を教えてもらいました。
そのスーツを着た男性は、とてもとても嬉しそうでした。そしてよく似合ってました。
「もう思い残すことはありません。」
と、男性は言いました。
ドンジンとヨンシルは黙ったままで歩きました。
マンスルへの思いがそれぞれに胸に過ぎっていたでしょう。
テヤンとジヨンは別れました。
ジヨンが一方的に別れを切り出したのです。
貧しい境遇から抜け出すためには、テヤンと一緒ではダメなのです。
これまでテヤンが何かと用立ててくれたお金を全て返したジヨン。
借金ばかりのテヤンと付き合えたのは、自分が若くて世間を知らなかったからだと言いました。
彼女にとって今はお金が人生の目的であり目標でもあるのです。テヤンには理解できませんでした。
ドンジンは、ヨンシルに対してとげとげしさは無くなりました。
ヨンシルも、ドンジンの印象が少し変わったことを感じていました。就職先を探してやるとも言いましたしね。
だけど・・・。
又も下ネタ・・・いや、下ネタと言うよりは、生理現象ネタで二人はどたばたしてますよ。
あ、そうそう。
ドンスクの口利きで二階の部屋に住もうとしていたソンジュンなんですが。
部屋代の折り合いがつかず、まだ住まわせて貰えていません。
サムドが住む予定だったのですが、結局ソンニョに連れ帰られてしまったしね。