花園の道の駅を出て、国道140号線を走る。
寄居町を通り、やがて長瀞町へ。
そして、皆野町から秩父市へ。
今回、この時期に新潟脱出を図ったのは、雪からの脱出&青空見たいヨーということであった。
ただ、お花の好きな我々なので、今まで見たことがない花に会いたいと思って出かけたのであった。
その花の名は、セツブンソウ。
ウィキペディアによれば、
キンポウゲ科の多年草。関東地方以西に分布し、石灰岩地域に多く見られる。
高さ10cmほど。花期は2~3月で直径2cmの白い花を咲かせる。
和名は、早春に芽を出し節分の頃に花を咲かせることからついた。
可憐な花は人気が高く、現在は、乱獲や自生地の環境破壊によって希少植物になっている。
新潟には咲かない花なので、出会いを楽しみに出かけたのだ。
目指すは、秩父市の隣、小鹿野町の節分草園。
例年、この時期は、まだ満開には至らないらしい。
だが、翌週が「節分草まつり」と聞いた。
今年も、1週間前なら少しは咲いているのではないか、と思ったのだ。
「彩甲斐街道」と粋に名付けられた140号線を走り、秩父市街をどんどん過ぎていく。
やがて、国道と並行する西武秩父線は終点の「三峰口」になる。
私たちは、その近くの県道37号線に折れ、山道をくねくねと登っていく。
道路沿いに、ふりかけたような雪を見かけるようになったりする。
やがて、道沿いに「節分草まつり」というのぼりがちらほらと立ち並ぶようになった。
県道367号線と出会い、左に折れる。
しばらくすると、目的地「節分草園」に着いた。

ところが、受付で聞いてみると、
「今年は、寒くてまだ咲いていない。園内に入りたいなら、ご自由にどうぞ。」
とのことだ。
なんてこった!
330kmあまりもかけて、ここまで来たのに。
目を皿のようにして、咲いているセツブンソウがないかどうかを探す。
探す。
探す。
あった。

いや、つぼみの状態か…。
開ききっていない、雨につぶされたような白いつぼみが、ぽつぽつと見つかった。

咲いている花があった。
なんと貴重なセツブンソウ!
ただでさえが準絶滅危惧種の珍しい草花なのだが、まだ咲いてないとなると、その貴重さは言葉では言い表せないほどだ。
幻のセツブンソウは、やはり幻のままだった、と言える。
園内をくまなく探したが、柵の中に入らず近くで見つけられたのは、この1つ!

まだ十分に咲き切っていない。
新潟から来たと聞いて、気の毒に思ったおじさんは、妻にきれいに咲いたセツブンソウの写真の絵葉書をくれた。
開花期は、一面にセツブンソウの白い花が咲くのだそうだ。
仕方がない。
1株の花だけでも、我慢して立ち去ることにした。
「両神温泉薬師の湯」そばの物産館には、鉢植えのセツブンソウが売られていた。

思わず、心の中で叫んだ。
「今まで、こんなにたくさんのセツブンソウが咲いているのは、見たことがない!」
と…。
寄居町を通り、やがて長瀞町へ。
そして、皆野町から秩父市へ。
今回、この時期に新潟脱出を図ったのは、雪からの脱出&青空見たいヨーということであった。
ただ、お花の好きな我々なので、今まで見たことがない花に会いたいと思って出かけたのであった。
その花の名は、セツブンソウ。
ウィキペディアによれば、
キンポウゲ科の多年草。関東地方以西に分布し、石灰岩地域に多く見られる。
高さ10cmほど。花期は2~3月で直径2cmの白い花を咲かせる。
和名は、早春に芽を出し節分の頃に花を咲かせることからついた。
可憐な花は人気が高く、現在は、乱獲や自生地の環境破壊によって希少植物になっている。
新潟には咲かない花なので、出会いを楽しみに出かけたのだ。
目指すは、秩父市の隣、小鹿野町の節分草園。
例年、この時期は、まだ満開には至らないらしい。
だが、翌週が「節分草まつり」と聞いた。
今年も、1週間前なら少しは咲いているのではないか、と思ったのだ。
「彩甲斐街道」と粋に名付けられた140号線を走り、秩父市街をどんどん過ぎていく。
やがて、国道と並行する西武秩父線は終点の「三峰口」になる。
私たちは、その近くの県道37号線に折れ、山道をくねくねと登っていく。
道路沿いに、ふりかけたような雪を見かけるようになったりする。
やがて、道沿いに「節分草まつり」というのぼりがちらほらと立ち並ぶようになった。
県道367号線と出会い、左に折れる。
しばらくすると、目的地「節分草園」に着いた。

ところが、受付で聞いてみると、
「今年は、寒くてまだ咲いていない。園内に入りたいなら、ご自由にどうぞ。」
とのことだ。
なんてこった!
330kmあまりもかけて、ここまで来たのに。
目を皿のようにして、咲いているセツブンソウがないかどうかを探す。
探す。
探す。
あった。

いや、つぼみの状態か…。
開ききっていない、雨につぶされたような白いつぼみが、ぽつぽつと見つかった。

咲いている花があった。
なんと貴重なセツブンソウ!
ただでさえが準絶滅危惧種の珍しい草花なのだが、まだ咲いてないとなると、その貴重さは言葉では言い表せないほどだ。
幻のセツブンソウは、やはり幻のままだった、と言える。
園内をくまなく探したが、柵の中に入らず近くで見つけられたのは、この1つ!

まだ十分に咲き切っていない。
新潟から来たと聞いて、気の毒に思ったおじさんは、妻にきれいに咲いたセツブンソウの写真の絵葉書をくれた。
開花期は、一面にセツブンソウの白い花が咲くのだそうだ。
仕方がない。
1株の花だけでも、我慢して立ち去ることにした。
「両神温泉薬師の湯」そばの物産館には、鉢植えのセツブンソウが売られていた。

思わず、心の中で叫んだ。
「今まで、こんなにたくさんのセツブンソウが咲いているのは、見たことがない!」
と…。