昨日の新潟日報には、「オレンジスタイル」というウッチー(内田)のコラムが載っていた。
また、夕方のNST(新潟総合テレビ)の放送でも、同じ内容のことを言っていた。
本音で新潟の選手たちをばっさり切り捨てていた。
内容は、大きく言って2つ。
1つ目は、勝っても無念の表情を見せていた選手たちがいたのに対して、笑顔を見せていた選手がいたことにいら立ちを覚えたということ。
2つ目には、試合後にスタジアムを社長、強化部長、監督も含めて頭を下げて回っているのに、メンバー外の選手たちが何をしていたのか出てこなかったこと。
「試合後のサポーターやファンの人たちの表情や振る舞いに、何も感じない者はこのクラブに必要ない。強い覚悟と責任がなければ、1年でJ1へ返り咲くのは困難だ。」
とも語っている。
私がスタジアムで見ていて、笑顔を見せていた選手は見つけられなかったが、ウッチーにはそう見えた選手もいたのだろう。
勝っても無念の表情を見せていた選手には、小泉、山崎、磯村、小川、加藤たちの名前を挙げている。
特に、磯村や小川は、去年は名古屋でプレーしていた選手だ。
名古屋は、去年の最終戦でJ2降格の思いを味わっている。
山崎だって、磐田で降格を味わった一人のはずだ。
降格のつらさを知っている選手たちだから、、もう2度とあんな思いは味わいたくない、そう思って懸命にプレーしていたのだろうと思うと切なくなる。
磯村や小川は、シーズン初めから在籍していた選手ではない。
だが、試合後、勝ったのに無念としか言えない険しい顔をしていたのには、彼らの心の奥底からの思いが感じられた。
負けたいと思ってプレーする選手はいないことだろう。
勝利をつかむために、懸命にプレーしてきたのだ。
しかも、シーズンの途中から、降格の危機にあるチームに移籍して。
2度とあんなにつらい思いはしたくないし、サポーターたちに味わわせたくない、と思ってやってきたはずだ。
慙愧に耐えない思いだったことだろう。
表情や足どりから、その思いはスタンドに痛いほど届いていた。
そして、あれだけ体を投げ出して戦ってくれた選手たちを、私たちは非難することはできない。
スタジアムにいて、「何やってんだ。」「バカヤロー」などのような、選手たちをなじる声は聞こえてこなかった。
その代わりに私たちができたことは、拍手を送ることだった。
回る順にSスタンド前、バックスタンド前、そしてサポーターが最も多く応援の声を出していたNスタンド前…と行くにつれて、拍手は大きくなった。
勝利した試合だ。
本来なら、選手とサポーターと一緒にバンザイができる日だ。
なのにバンザイはなく、スタンドには涙するサポーターたちもいて、目の前には口元をぎゅっと嚙みしめる選手たちがいる。
「すみませんでした」と頭を下げる、社長、監督、コーチ、選手たち。
かける言葉が出てこない。
動き出したスタッフや選手たちの後ろ姿に向けて、自然発生的に「アルビレックス」のコールが始まった。
アルービレックス!アルービレックス!アルービレックス!…
いったい何回のコールが繰り返されただろう。
選手たちがスタジアム内に入って行っても、まだしばらくは続いていた。
選手たちは、どんな思いでこのコールを聞いていたことだろう。
勝ったのに、喜べるはずなのに、喜べない。
アルビレックス・新潟のチームの歴史を語るうえでこんな勝利の日があったことを、今後きっと忘れることはないだろう。
…2017・11・18 のことを。
また、夕方のNST(新潟総合テレビ)の放送でも、同じ内容のことを言っていた。
本音で新潟の選手たちをばっさり切り捨てていた。
内容は、大きく言って2つ。
1つ目は、勝っても無念の表情を見せていた選手たちがいたのに対して、笑顔を見せていた選手がいたことにいら立ちを覚えたということ。
2つ目には、試合後にスタジアムを社長、強化部長、監督も含めて頭を下げて回っているのに、メンバー外の選手たちが何をしていたのか出てこなかったこと。
「試合後のサポーターやファンの人たちの表情や振る舞いに、何も感じない者はこのクラブに必要ない。強い覚悟と責任がなければ、1年でJ1へ返り咲くのは困難だ。」
とも語っている。
私がスタジアムで見ていて、笑顔を見せていた選手は見つけられなかったが、ウッチーにはそう見えた選手もいたのだろう。
勝っても無念の表情を見せていた選手には、小泉、山崎、磯村、小川、加藤たちの名前を挙げている。
特に、磯村や小川は、去年は名古屋でプレーしていた選手だ。
名古屋は、去年の最終戦でJ2降格の思いを味わっている。
山崎だって、磐田で降格を味わった一人のはずだ。
降格のつらさを知っている選手たちだから、、もう2度とあんな思いは味わいたくない、そう思って懸命にプレーしていたのだろうと思うと切なくなる。
磯村や小川は、シーズン初めから在籍していた選手ではない。
だが、試合後、勝ったのに無念としか言えない険しい顔をしていたのには、彼らの心の奥底からの思いが感じられた。
負けたいと思ってプレーする選手はいないことだろう。
勝利をつかむために、懸命にプレーしてきたのだ。
しかも、シーズンの途中から、降格の危機にあるチームに移籍して。
2度とあんなにつらい思いはしたくないし、サポーターたちに味わわせたくない、と思ってやってきたはずだ。
慙愧に耐えない思いだったことだろう。
表情や足どりから、その思いはスタンドに痛いほど届いていた。
そして、あれだけ体を投げ出して戦ってくれた選手たちを、私たちは非難することはできない。
スタジアムにいて、「何やってんだ。」「バカヤロー」などのような、選手たちをなじる声は聞こえてこなかった。
その代わりに私たちができたことは、拍手を送ることだった。
回る順にSスタンド前、バックスタンド前、そしてサポーターが最も多く応援の声を出していたNスタンド前…と行くにつれて、拍手は大きくなった。
勝利した試合だ。
本来なら、選手とサポーターと一緒にバンザイができる日だ。
なのにバンザイはなく、スタンドには涙するサポーターたちもいて、目の前には口元をぎゅっと嚙みしめる選手たちがいる。
「すみませんでした」と頭を下げる、社長、監督、コーチ、選手たち。
かける言葉が出てこない。
動き出したスタッフや選手たちの後ろ姿に向けて、自然発生的に「アルビレックス」のコールが始まった。
アルービレックス!アルービレックス!アルービレックス!…
いったい何回のコールが繰り返されただろう。
選手たちがスタジアム内に入って行っても、まだしばらくは続いていた。
選手たちは、どんな思いでこのコールを聞いていたことだろう。
勝ったのに、喜べるはずなのに、喜べない。
アルビレックス・新潟のチームの歴史を語るうえでこんな勝利の日があったことを、今後きっと忘れることはないだろう。
…2017・11・18 のことを。