ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「完全な形で実施したい」というけれど…

2020-03-17 22:42:54 | スポーツ
新型コロナウイルス感染症が、世界的に一層拡大が進んでいる。
つい2週間前まで、欧米から心配されていた日本。
今や欧米の方が感染拡大の度合がはなはだしい。

日本では、先月前に「ここ1、2週間が極めて重要だ」という見解が専門家から示された。
確かに、患者の数や増加の仕方は、感染拡大の被害が大きな国よりは、日本の方が少ないと言える。
各国の感染者や死亡者の数を見ると、増加の一途をたどるばかりで、いつピークを迎え、いつ収まっていくのか、まったく先が見えない。

この世界的な拡大で、様々なスポーツの大会も、次々と中止や延期となってしまっている。
このような閉塞的な雰囲気のときには、各種のスポーツでの日本選手やひいきのチームの活躍が大きな力や勇気を与えてくれるものなのだが…。
今回は、スポーツによって選手・観客双方に感染の危険が大きくなるという理由で、多くの人に見せるスポーツができなくなっている。

だから、ここにきて、東京五輪の開催も危うくなってきた。
世界各地の様々な競技で、五輪の出場資格を得るための大会が相次いで延期もしくは中止となっている。
このままでは、どの種目で、どの国の誰が参加権を得るのかが決められないまま、東京五輪の開催日が近づいてきてしまう。
また、有望な選手たちが、無理して海外に出かけて行って、感染症にかかり健康を損なうとなると、五輪出場どころではなくなってしまう。

今日のニュースで、安倍首相は、G7首脳の新型コロナウイルス感染症に関する緊急のテレビ電話会議の結果、今夏の東京五輪について「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして、完全な形で実施したい」と表明した。

しかし、「完全な形」の意味が、「無観客ではやらない」「参加国が減ってしまうようなことにならない」ということだとしたら、これはなかなか難しいことだと考える。
五輪は、予定通りに見たい。
ただ、感染症に「打ち勝って」終息する方向が見えないと、厳しい。
7月は意外と近い。
客観的に、開催予定は難しいと思わざるを得ないのだが…。
何とかならないものか…。
コメント
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