奥から、何かないかとキョロキョロしながらゆっくり歩いて道を戻る。
戻りながら、さっき気づかなかった上部に⑯モミジイチゴ。
少し上には、⑰クロモジの花も見つけた。
⑱ヤマザクラもいろいろあるが、ここではこんなのがまだ咲いていたぞ。
改めてさらに遠くに目をやると、まだ少し⑲タムシバも残っていた。
足元には、花ではないとはいえ、⑳フキノトウの綿毛も花のようにきれいだ。
湿原の方まで戻ってくると、その近くの足元に、㉑キバナイカリソウ。
湿原そばの舗道わきの林の斜面にずいぶん数を増やしたのは、㉒シラネアオイ。
あまりにも多くなっていたので、びっくり。
白花のシラネアオイもあった。
そのシラネアオイを夢中になって見ていると、自分の足元に、小さな青い花。
それは、春に咲くリンドウ、㉓フデリンドウではないか!!?
たきがしら湿原で見つけたのは初めてだったので、オドロキながらもうれしかった。
近くの斜面には、㉔雪割草も咲き残っていた。
駐車場の近くには、㉕雪椿と思われるツバキもあった。
その駐車場の一角にあった㉖樹木の花、なんという木だろう?
たきがしら湿原の駐車場のトイレの裏に、㉗ミズバショウ。
湿原の池にも咲いていたが、こんなところにも?と思ったのだった。
たっぷり花見を楽しんで、帰途についた。
その途中、飯豊山脈が見えるところで途中停車。
山の景色を撮影しながら、その近くを見ると木が伐採されていたが、頭上に㉘キブシの花、
㉙ウワミズザクラの花を見ることができた。
だけど、この辺には、たしか季節遅れのカタクリの花がいつも咲いていたはず。
そう思って探してみると、…あった!
変わる環境の中、今年も㉚カタクリはがんばって花を咲かせていた。
連休の最中であったが、来ている人は年配のご夫婦や友人ばかり。
しかも、まばら。
混雑や喧噪とは全く関係なく、ゆっくりじっくり花見散策を楽しむことができた。
こんなふうに、たきがしら湿原に行くと、春の野草の花見(花でないものや樹木の花もあったりするけれど)を、満喫できるのだ。
今年も、十分楽しんだよー。
帰り道に、なじみの酒屋で今年も地元限定の酒「はでっぱの香」を買って帰ったのは言うまでもない。