埼玉の畑にある柿の木の下に、草を集めておくようにしていた。
ひと月ぶりに除草に行ったら、びっくりした。
そこにゼニアオイが背丈を高くして、花を咲かせていた。
ひと月前には、まったく影も形もなかったのに、こんなに大きくなっているとは。
ゼニアオイは、原産地がヨーロッパ南部で、江戸時代に渡来したのだが、帰化植物となったようである。
ウイキによれば、
大変丈夫で寒さに強い植物であり、草丈は60-150cmほど。日本には江戸時代に鑑賞目的で渡来したが、強健な性質から逸出し、現在では帰化植物のひとつとなっている。
初夏から夏にかけて赤紫色の花を咲かせる。この花は近縁種のウスベニアオイと同様にハーブティーとなる。
などと書かれてあった。
畑にいくつも芽を出し、大きくなっていく。
確かに、強健な性質だ。
畑で野生化している。
そのうえ、刈って積んだ枯れ草がよい肥料となっていたのだろうか。
ただ、寒さに強いとは書いてあるけれど、新潟ではそんなにたくさん見てはいなかった。
雪の寒さより乾燥した空気の寒さに対して強いということだったのかもしれない。
短い間に何本も大きく育ち、花を咲かせていたことにびっくりのゼニアオイであった。