ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

13日ぶりの9km走

2025-01-23 18:12:15 | RUN

しばらく走っていなかったなあ。

荒天もあったし、積雪もあった。

だが、その後の雨などでだいぶ歩道の雪も消えた。

いつも走るところは走れないが、場所を選べば走れそうだ。

ということで、今年になって2度目、13日ぶりの娘との3kmRUN。

だけど、いざ走ろうとしたら、雨が降ってきて、小止みになるまで20分ほど待ったのだった。

待ちくたびれてしまったから、少しくらい雨にぬれてもいいや、とばかりに走り出した。

 

いつものコースは積雪が残っていたから、違うコースを走った。

場所によっては、まだ圧雪があったり、雪がとけた水や雨が降った水が行き場がなくたまっていたりと、走りにくい場所もあった。

娘との3kmを終えて、6km追加の9km走。

住宅街の歩道は、こんな状況でいくらか走りやすかったが、少し郊外に行くと、歩道は除雪されていなくて走れなかった。

仕方がないので、危なくないように気をつけながら車道を走るしかなかった。

 

雪の田園風景に、すっくと立つ1本の木。

吹きっさらしの厳しい環境の中、堂々としているように見えた。

細かい枝の先まで見えるようで、なんだかとても強い生命力を感じた。

 

そして、12月から花を咲かせていたロウバイの木。

大きく見て3本ほどあるのだが、約2週間見なかったうちに、また咲いている花は多くなっていた。

いやあ、これは元気が出るなあ。

そう思って見上げていたら、軽乗用車に載っていた中高年の女性が車を止めて降りてきた。

私同様にスマホをかざして、写真を撮り始めた。

「すごいですね。もうこんなに咲いていて。」

「ここの花、12月から咲いていましたよ。」

などという言葉を交わした。

「じゃ、失礼しま~す」とあいさつして別れ、再び走り出した。

すると、50mほど行った足元に、ロウバイの細い枝が1本落ちていた。

その枝には、つぼみがいくつもついていた。

誰かが折ったのか、風雪で折れたのか、鳥が運ぼうとしたのか、といろいろ考えながら通り過ぎた。

10mほど過ぎた後、このままだとほかの人に踏まれたりして可哀相だよな、と思ったのだ。

そこで、引き返してその枝を拾って、着ていたウインドブレーカーのポケットに入れて持ちかえることにした。

 

一段と多くの花が咲いたロウバイを見て、晴れやかないい気分になった。

だけど、さすがに約2週間ぶりの帰り道は、足取りが重かった。

走る機会が少なすぎだよな…と反省しつつ、今日は雪のある環境下で合計9km走れたことで満足した。

 

なお、ポケットから取り出したロウバイのひと枝は、小さなコップに入れて、仏壇にお供えしたのであった。

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