福島潟は、オニバスの国内北限の自生地になっている。
毎年、あと1週間くらい後に見ごろを迎え、それが地元紙や地元テレビ局のニュースになったりする。
ところが、もう「見頃を迎えた」というような内容の記事が載った。
えっ!?もう見頃!?
少し早いんじゃないか!?
そう思いつつ、見頃の時期を逃したくないので、さっそく出かけてみた。
すると、たしかに、オニバスの花は、水面上や、突き破った葉の上にたくさんみることができた。
だけど、やっぱり見頃というには、まだ少し早かったようだ。
開いている花も多いが、まだそんなに多くなかった。
完全に開いて中を見せる花もあまりなかった。
うーん。
もう少し後になると、もっと開いてきれいに見えるのですけどね。
記事は、ちょっと勇み足だったかもしれない。
でも、今年うれしかったのは、その近くの池で2種類のきれいな花が栽培されていたこと。
1つは、ミズアオイ。
明るい青い花が、とても清楚な感じで咲いていた。
もう1つは、ガガブタ。
白い花が繊細な毛で形を成しているような、特徴的な花。
見られてうれしいなあ。
初めて見たのはこのオニバスの池だった。
こんな花もあるんだなあ、と感激したのだった。
けれども、時季が悪いのか、ここ数年は行ってもなかなかお目にかかっていなかったのだ。
再会できて、とてもうれしかったよ。
この後、恒例で、遊潟公園にも行ってみた。
咲き残るハスの花を写真に撮っていた。
かわいいヒシの花も見つけた。
そんなとき、水ばかりの池にいて水浴びをしている鳥を見つけて、びっくりした。
ハクチョウだ!!
こんなに暑い夏なのに、北の国へ帰らずにここで過ごしているんだね。
ケガでもした鳥だったのかな。
この暑さを乗り切って、仲間と再会してほしいな。
そう思ったよ。
それにしても、陽射しが強い。
毎日の猛暑日はキツイ。
貯水率0%になったダムも増えてきて、深刻な状況だ。
まとまった雨が降ってくれないかなあ。