今日の昼すぎ、山形県の酒田市と遊佐町に大雨の特別警報が出た。
その2市町だけでなく、山形県や秋田県では、土砂災害警戒情報も出ているし、ニュースで川が氾濫している映像などが流されている。
警戒レベル5の「緊急安全確保」が出ている地域もある。
そんなのを見ていると、本当に怖くなる。
どうか、雨よ止んで。
どうか、早く水が引けて。
そういうことを強く願い、祈らずにはおられない。
実は、今日の午前中、当地も短時間に大雨が降って怖い時間帯があった。
9時前から強くたたきつけるような雨が降り始めたが、なかなか止まない。
雷もすごい。
すぐ近くで鳴っていて、光ったと思うとすぐに「ゴロゴロ」とか「ドドーン」となる。
強い光と同時に雷の落ちる音がするときもあった。
雨雲レーダーを見てみると、10時5分過ぎくらいになるまで、強い雨雲は当地の空にかかり続けるようだ。
9時30分頃、家に近い川の状況を定点カメラの画像で見てみたら、もうすぐあふれそうになっていた。
いつもなら浅い流れで、カモがいたりするのだが、まもなく道にあふれんばかりの水量になっていた。
まずいぞ、と思った。
この近くの川があふれると、間違いなくわが家の前は川になる。
そう思って傘をさして表に出てみると、案の定、家の前の道路は流れができて、川になり始めていた。
このままでは、また車庫が浸水してしまう。
そこで、壊れたシャッターを下ろして、少しでも車庫への浸水を少なくなるようにした。
シャッターと車庫のコンクリート面の隙間には、古ぞうきんを並べてみたが、やがて水は染み入ってきた。
外の道路は川になってしまった。
2年前の8月以来である。
隣との境にある、いつも草取りをするスペースは、農道の跡として残ったものなのだが、今日は、用水路のようになっていた。
家の両側が川のようになってしまった。
おまけに、雷がどこか近くに落ちたせいなのか、9時55分頃からは、停電となって家の電気が消えてしまった。
停電となってしまったので、わが家のWi-Fiも切断されてしまった。
テレビニュースも、パソコンでの情報確認もできなくなってしまった。
スマホで少し情報収集。
まったく、なんという梅雨末期の大雨だろう。
ここ数年、強い雨が降ると怖さを感じる機会が多い。
今回もまた…。
幸いだったのは、10時10分頃になると、雨の勢いが弱くなってきたことだった。
すると、しだいに道路の川の水かさが減ってきた。
一昨年よりも水かさが増さないうちに減ってきて、「助かった」と思った。
雨も小降りになり、やがてほとんど止んだ。
11時を回った頃、急に家の電灯がパッとつき、冷蔵庫のモーター音が響いた。
停電が復旧したのだ。
ああ、よかった。
とりあえず、被害はなかった。
だけど、その後に見た隣県山形県の様子は、他人事ではなかった。
ほんの少し雨雲がかかり続けるところが違うだけで、われわれにあの惨状が訪れていたはずなのだ。
今は、この雨の被害がこれ以上広がらないことを祈るばかりだ。