明日は、いよいよサッカールヴァン杯の決勝だ。
今夕のローカルテレビ各局では、明日の試合に備えてニュースで取り扱っていた。
初の決勝進出だから、扱いも違う。
2局分の番組しか見ることができなかったが、やっぱり決勝進出というのは大きいものだ。
競技場で練習する選手たちの映像が流れたりした。
過去の映像も紹介された。
そんなのを見ていたら、年月がかかり過ぎたなあとも思う。
Jリーグが発足したときに、10チームだった。
その試合を初めて見たのは、1994年の「ジェフ市原対浦和レッドダイヤモンズ」の試合。
ジェフが、ルーキー城彰二のゴールなどで勝ったのを記憶している。
あの頃、新潟にもこんなサッカーチームがあるといいなあ、と思ったものだった。
だけど、そんなのは夢の夢だよな、新潟は雪も降るし…。
などと、あの頃は、あきらめていたのだった。
ところが、その2年後、新潟もプロサッカークラブを作った。
そのときには、そんなにうまくいかないだろうなあ、と思ったものだった。
だが、1997年アルビレックス新潟を名乗るようになったクラブは、北信越リーグ優勝、98年に全国地域リーグ決勝大会を勝ち抜き、J2昇格を果たした。
このころは、新潟市陸上競技場をホームとしていたが、年に何度か見に行ったものだ。
セレッソ大阪から移籍してきた、サイドバック木澤正徳のプレーを見たときは、衝撃的だった。
これが、J1の選手のプレーか、と思ったものだった。
2000年には、J2落ちした浦和を6-1で破った試合を目撃し、痛快な思いをしたものだ。
今は、なかなか勝てないチームになってしまったけれども。
そして、ビッグスワンスタジアムができ、あの2003年の最終戦で大宮に1-0で勝って、J1昇格を決めた時には、スタジアムで歓喜に浸ったのだった。
その年には、広島や川崎と優勝・昇格争いを繰り広げたのだった。
最終戦で広島を抜いて優勝を果たし、川崎より早くJ1に昇格したのだった。
それを思えば、その両チームには、大きな差をつけられてしまっている。
あれから20年たったが、広島も川崎も、数多くのタイトルを獲得している。
なのに、アルビレックス新潟はまだ無冠だ。
それどころか、5年間もJ2に逆戻りしていた。
そこをばねにして、再昇格して2年目。
ようやく待望の、初の決勝進出だ。
ここまで遠かったなあ…。
と、ある種の感慨にひたってしまう。
先週会った高校時代の同級生の一人も、「チケットが取れた!」と喜んで明日の試合の応援に行くと言っていた。
わが息子も、「チケット取れたから行ってくる」と今日から出かけて行くと言っていた。
本当にたくさんの新潟のサポが駆けつける。
アルビの応援、よろしくお願いします!!
私は行けないが、テレビの前で、アルビレックス新潟の戦いを応援し、目に焼き付けようと思う。
新潟県民は、どんな試合になろうと、どんな結果になろうと、間違いなくチームの背中を押す。
拍手を送る。
応援する。
「アイシテルニイガタ」
その歌を高らかに歌おう。
自分が出るわけでもないに、明日が試合だということでドキドキする。
アルビレックス新潟に栄冠を!
Visca Albirex !!