ここに来たのは何年前だったでしょうか。
もう一度ゆっくり来たかった、
「 太宰府天満宮 」
小雨が降っていました。
西鉄福岡(天神)駅から太宰府駅へ
ラッピングトレイン「旅人」の扉がスッと閉まりました。
残念…乗りたかった。
「旅人」は万葉集の歌人、大伴旅人から、
車体には梅の木、太宰府天満宮、などのイラストが、
全体のピンク色は梅の花のイメージようです。
優しいトーンですね。
到着です。
天神さんといえば牛さん♪
あちこちなでて、健康をお願い。
太鼓橋、雨ですので滑らないように。
あ、受験や就活の方に「すべる」は気を付けなくては(^_^;)
楼門
さて、あの両脇の祠の中が楽しみなのです♪
お名前が分かりません、どなたか教えて下さい。
門を守るのはだいたい仁王さんですが…
おひなさんの右大臣、左大臣のような?
でもちゃんと 「阿・吽」 ですね(*^^)v
おやおや、模範的な方もお参り?
美しい、立派な本殿です。
そして、
飛梅(とびうめ)
” 東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ ”
の歌碑がありました。
菅原道真は五十七歳で、京から太宰府に左遷させられました。
その時、紅梅殿の梅に別れを惜しまれ歌われたものです。
そして、その梅が道真公を慕い一夜で飛来してきたのが
「 飛梅 」
と伝わります。
この歌を見るとなぜか思い出すのが、
浅野内匠頭の
” 風さそふ 花よりもなほ我はまた 春の名残りを如何にとやせん ”
道真公と似た心残りを感じます。
…
境内には牛以外にも鹿、麒麟、鷽(うそ)という鳥が天満宮を守っていました。
梅の形の手水鉢
梅の種 納め所
種も無下に捨てないように。
延壽王院(えんじゅおういん)
慶応元年から三年間、朝廷を追われた三条実美ら五郷が
ここに滞在し、西郷隆盛、高杉晋作、坂本龍馬ら大勢の
勤王の志士たちが去来し、明治維新に関わる重要な
場所となりました。
明治の維新はほんとに全国隅々まで浸透していってたのですね。
…
” あなたがもしも 遠くへ行ってしまったら
私も一夜で飛んでゆくと云った
忘れたのかい 飛梅 ”
” 東風 吹けば 東風吹かば君は
何処かで想いおこしてしてくれるだろうか
太宰府は春 いずれにしても春 ”
さだまさしさんの「飛梅」の歌詞の一部にこんな詞がありましたね。
沁みます。