祇園祭の「 ちまき 」です
京都洛北辺りの農家の方が山の笹をとり
巻いて作る、中身のないものです
食べるものでなく、京都では玄関につるし
疫病災難除けのよすがとしています
毎年、祇園祭の時に受けます
私が子供の頃は、巡行中の鉾の上から囃し方が投げて下さり
何とかそれを受け止めようとしたものですが…
簡単にはキャッチ出来なくて、悲しくなったものです
今は、もう投げることはされませんが
宵々山の頃なら各鉾の立っている所や
八坂神社の社頭と御旅所(四条新京極南側)で
受けることが出来ます。
この写真のは、八坂神社のちまきで
『蘇民将来之子孫也~そみんしょうらいのしそんなり』
と書かれています
蘇民将来とは厄災除けの神様で、スサノオノミコトと
関わりがあるそうです
各鉾町で授与されるちまきには、鉾の名前が書かれています
さて、こちらは「 祗園ちご餅 」
三条若狭屋
(若狭屋の「さ」は手偏ですが、変換できませんでした)
昔、
鉾にのるお稚児さんが行列を従え社参した帰り
八坂神社の門前の茶店で行列のみんなに味噌だれをつけたお餅と
飲み物を振る舞いました
その味噌だれのお餅にちなんで作られました
白味噌を甘く炊いたものを求肥餅で包み氷餅をまぶし
竹串にさしてあります
私が生まれ、育った場所の近くにこのお店があり
学校の帰り道、大きなショーウインドウに
このお餅と確か鉾が飾り付けしてあったのを見て通ったのを
思い出します
あの頃は高級品で私の口には入らなかったものです…
そんなことも懐かしいです