kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

比叡山で精進料理

2016-10-22 11:02:07 | 食・レシピ

 

 

 

 

比叡山延暦寺は、三塔十六谷といわれ、区域が

「東塔」「西塔」「横川・よかわ」とそれぞれの谷に分かれます。

 

東塔には、東谷、西谷、南谷、北谷と無動寺谷

西塔には、東谷、南谷、北谷、南尾谷、北尾谷

横川(よかわ)は、般若谷、香芳(かぼう)谷、戒心谷、解脱谷、兜率(とそつ)谷、飯室谷

(兜率は都卒とも記す)

 

横川にある谷の名は、凄いです

霊山比叡の本領発揮ですね。

 

 

今回行ったのは「東塔」のみでした。

 

東塔は三塔十六谷の中心である根本中堂や、

仏教の教育の場である大講堂のある重要な領域です。

 

 

他にも重要な堂塔があるのですが、

今回のシニアのためのカルチャークラブは、

精進料理と写仏を体験してきました。

 

 

 

宿坊延暦寺会館で頂いた精進料理です。

右端に冊子を置いていますが、これは

『食事略作法』

お料理を頂く時の心の有りようでしょうか、書かれていました。

 

≪食前観≫  合掌

われ今幸いに、仏祖の加護と衆生の恩恵によって

この清き食を受く、謹んで食の来由をたずねて味の濃淡を問わず、

その功徳を念じて品の多少を選ばじ。

「いただきます」

 

≪食後観≫  合掌

われ今この清き食を終りて、心ゆたかに力身に充つ、

願わくはこの身心を捧げて己が業にいそしみ、

誓って四恩に報い奉らん。

「ごちそうさまでした」

 

更に、

「いただきます」は

私の命のために動植物の命を頂きます。

多くの生き物を犠牲にしている、という偉大な自然への感謝の気持ちを表すもの。

 

「ごちそうさま」は

馳走になりましたのことで、「馳」「走」ともに「はしる」の意味。

客人を迎えるために野山を走り回って料理の材料を調達しもてなした。

このように心を込めて相手を思いやる気持ちに対して

「有難う」と心から感謝の気持ちを表したもの。

 

そこで、

 

そもさん!

精進料理とは。

せっぱ!

生きとし生けるものに対して想いをこめて食する料理の事なり。

 

心からのお・も・て・な・しに、心から感謝する。ということなのですね(^_^)/

 

僧侶の試験にこれは出るのかな?出ないかな?

 

どのお料理もとてもおいしくて、私は特に

お吸い物に感じ入りました。

 

精進料理なので、動物性のものは使ってないはず。

ひと味違う美味しさでした。

量もちょうど良く…

 

あ、

「味の濃淡を問わず…」 「品の多少を選ばじ…」

が作法でしたね(^_^;)

 

ほんとにおいしかったです。

 

午後から「写仏」をしました。

ぬり絵式なので、よかった。

一から書くのなら私には無理です。

画材は全部整えてあって、あとは水で絵の具を溶いて色を塗るだけ。

いつもは多弁な私達が黙り込んで塗っていました。

 

え?完成した絵は? ですか?

とても見て頂く訳にはいきませんのです

 

 

お堂と花と仏さんと 

 

 

延暦寺会館の窓から

 

霧も晴れて、眼下に琵琶湖が広がっていました。 

 

 

 

 

 左の島は「沖島・おきしま」で、近江八幡の堀切港から1.5km(10分程)の所にあります。

日本の淡水湖に浮かぶ唯一、人の暮らしている島です。

 

遠く、雲の上に少し見える山は「伊吹山」

 

 手前は琵琶湖大橋

 

 このあと下山しました。

 

行きも帰りも坂本ケーブルです。

 

ケーブル坂本駅⇔ケーブル延暦寺駅の2025mを11分で結びます。 

ケーブルカーで途中駅が2か所、橋梁7か所、トンネル2か所あるのは珍しいそうです。

 

 

 

山中には猿、うさぎ、鹿などが棲んでいるようなのですが、遭えませんでした。

 

    

 

ケーブル坂本駅に下り着き、次は坂本の町を歩きます。

 

比叡山中、たいして歩いてないのでまだ元気

 

歩数計の数字も一向に増えてません。

 

 

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