kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

いだてんときどき追っかけ噺7

2019-02-17 17:36:45 | いだてんときどき追っかけ噺

 

第6回 お江戸日本橋 

 

ドラマ終わりのシーン

よかったですね~

 

 美しい外灯とその光に照らし出された日本橋の石畳

それとレール?これは何ですか?人力車のための?

 

 

明治44年、それまでの木造のお江戸日本橋は石造りに変わりました

 

でも、この見事な橋の風景は、

昭和38年(1963)、この上に実に無粋な、高速道路がかかり、

お江戸日本橋は、暗い圧迫感の中に押し込められてしまいました

 

あれから55年、平成最後の年

高速道路を撤去し、昔の日本橋の姿に戻そうと計画が進んでいます♪

 

で、また明治の世に戻ってもらってと、

 

 

 

 

明治44年の夜の日本橋

 

オリンピックランナーにならんと、浅草から芝への道を

毎日駆け抜ける四三くん

ストックホルム大会のコースに似ている道だと、

播磨屋さん?車夫の清さん?が教えてくれたのでした

 

片や、落語家にならんと、橘家円喬の弟子となり

落語は足で覚えろ、と言われ、

人力車を曳きながらひとり、落語を一席伺う美濃部孝蔵くん

 

 

日本橋の上で、すれ違った…

その存在を、知ってか知らずか

 

 

 

お江戸日本橋を翔け抜けるふたりの青年

そのふたつの燃える魂は、真っ向からぶつかり、

夜空いっぱいの花となりました


 

 

ふたりのこれからを日本橋は、しかと見届けることと思います

 

とは言うたものの…

 

ま、ここまでの境地になるまでの四三くんには紆余曲折がありました

何と、オリンピックって何ですか?

知らんかったのね…

海外でマラソンに出る自信も持てなかったかも

 

他に、金銭問題がありました

なにしろ助教授たるお方の7~8年分の給料に匹敵する費用がかかる、

ストックホルムオリンピック大会

スウェーデンの国旗

 

四三くん、行く行かない、嘉納先生たっての頼みでも、

二つ返事で受けることは出来ませんでした

 

負けたら切腹ですか?

生きて帰れんとですか?

 

四三くん、そぎゃんこつは、なかばってん

  

でも、ここはさすがに校長先生

弁舌は達者ですわ

理路整然たる嘉納先生、ここは柔軟路線で攻めました

四三くん、落ちました…

 

かいつまんで申しますと

 

嘉納体協会長のおことば

1、我が国の運動競技は欧米に比べ遅れを取っている

マラソンにその活路があると考える

2、学生が先頭に立ち国民の体育熱をあおるんだ

さすれば世界に通用するようになる

3、切腹せんでもいい、勝ってこいと言うのではない

最善を尽くせばいいんだ

 

*何事も最初はつらい

しかし誰かがその任務を負わねばならない

次の機会は4年後になってしまう

 

君しかおらんのだよ!

 

と四三に頭を下げた

 

「行きます」

四三は承諾してしまった

そのあと、だらだらとお金のことも付け加えた嘉納先生

なにそれ!

助教授の衝立裏からのサインも、なにそれ!

右も左も分らんような純朴な青年を

詐欺だわ

 

四三くん、だめだめ、ちゃんと体育協会に用意してもらって

ストックホルムに行ってね♪

 

スエーデン喰わぬは男の恥

 

って言うばってん

 

<m(__)m> 

 

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