第18回 岐路
七日関白と呼ばれた道兼の死
ひとそれぞれ違う思いを持った
藤原道隆の息子の
伊周と隆家兄弟は死んでくれてよかったと言う
そして驚きなのがその母、高階貴子のことば
「父上がお守りくださったのですよ」
息子の非情なことばを否定してない
良妻賢母と思ってましたがとんでもhappen!
夫と共に残忍と認定したい
道長
道隆、道兼、道長の三兄弟の末っ子の
道長は立ち直れないほどの様子でした
兄上には幸せになって頂きたいと願い、支え、
道兼もようやく立ち直っていた矢先の死なんて
虚脱感にさいなまれていた
為時とまひろ親子
為時
「仇とはいえ、これでよかったとは思えんのう…
さぞや無念であったろう」
まひろ
「あの方の罪も無念も全て天に昇って消えますよう」
と琵琶を奏でた
道兼の死後一か月の間に大納言以上の公卿が
死に絶えた、とドラマの解説は言いましたが
ちょっとだけでいいので
お亡くなりになった方々にお悔やみを、とか
思いやりは無かったのかなあ~
さて次期役人の選出が急がれます
各派、動きが活発です
忠告してねじ伏せにかかる者
パーティ?宴?でもてなす者
ある日ききょうが中宮から頂いたというお菓子を
まひろの邸に持って来た
そしてこんなことを言った
道長は政は厳しく贅沢を許さない
公卿や女官に人気がない
権勢欲もない
道長は関白にはならないだろう
そんな噂があるんですか
まひろはききょうから聞いたことで
「あの人、人気がないんだ」
とひとり呟いてましたが、どんな心境なのか
平安時代、強い女性が多いですね
もっと昔なら
天照大御神とか卑弥呼とか神功皇后とか
いつ頃からか、女性は慎ましく家のことを
していなさい、なんてことになったのか
武家社会というのは男尊女卑の真っただ中
今もまだまだその名残はありますね~
「虎と翼」の寅ちゃんは大正から昭和を生きた人
お母さん強い
お兄さんのお嫁さん強い
寅ちゃんも強い!
ただ、社会に出ると
いつ頃からか私はずっと
生まれ変わるなら男性が、いい!
と言ってましたが、大間違いだった
女性でも男性と同じに出来る世の中が、いい!
この期に及んで気付きました
関白を誰にするか決めなければならない
苦しい立場の一条天皇
こっそり大臣たちのする噂話を聞いたり
妃の定子と話し合ったり
時には母である詮子(道長の姉)に
道長を関白に、と迫られたり
結論、道長を右大臣に命じた
伊周は内大臣のまま
道長が公卿のトップの座に就いた
道長には関白に就かせたかった一条天皇ですが
道長たつての希望で
「政でのフットワークが悪くなるから辞退を」
で、右大臣止まりにしたらしい
あのお救い小屋を建てた時の様に
民の中に飛び込んで政務を進めたいんですね
かつてまひろに約束したことを
成そうとしているのでしょうか
月を見ているうちに道長は
かつてふたりが逢っていた空き家に行きたくなった
まひろも偶然来ていて会ってしまった
すう~っと目の前をまひろが通り…
去った
まひろの心のことば
「今はなにも言うことはない」
やはり、あの紫式部の和歌がうかびます
もしも話しかけたなら
どんな話だった
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