” 鐘つけば銀杏散るなり建長寺 ”
という句を夏目漱石が詠んでいます。
” 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺 ”
こちらは、正岡子規の詠んだ有名な俳句ですが、
ふたつの句は形が似ている様にも思えます。
正岡子規が柿食えば…を詠む時、漱石のこの句が頭にあったのではないか?
という風に考える説もあるそうです。
この事をなんとなく記憶していて、いつの間に記憶が曲がってしまったため
私はひとつの間違った期待を持って、北鎌倉の建長寺を訪れてしまいました。
「建長寺」 詳しいことも知らずに尋ねたそのお寺は、
とても広くて、落ち着いた、結局私の今回の旅行の中で
一番気に入ったお寺になりました。
まず、冒頭の無駄に長い前置きの釣鐘、
この女子学生も修学旅行?
大仏さんを見たとき同様、自分の若い時を思い出します。
セーラー服でないこの制服のほうが、似てます。
靴もこんなだった…
すみません、年甲斐もないこと考えて
ここで、一句! ナンテイッタリシテ…
女学生 襟元あたり 冬めいて koh
梵鐘は、建長七年(1255)に北条時頼により造られました。
円覚寺の梵鐘同様、国宝です。
鐘楼も風情がありますね。
俳句に戻りますが、このエピソードをごちゃまぜに覚えていて、
正岡子規は ” 柿食えば 鐘が鳴るなり 建長寺 ”
という句を始めに詠み、後から「建長寺」 を 「法隆寺」 に変えた…と
勘違いしてしまっていたのです。
それで、きっと梵鐘の所へ行けば、そのことが紹介されてるに違いない!
と思い込み、見学の最後の楽しみに残しておいたのです。
結局、俳句の事に触れた記述はありませんでした。
円覚寺の鐘と、建長寺の鐘、北条氏が栄えた時代に造られて、
今は国宝。
どんな鐘の音が響くのか、
除夜の鐘まで、あと11日。
鐘と木の実・・・
鐘の音を聞くと自然に素晴らしい句が浮かんでくるのでしょうね。
おぉ~~^^
kohさんの句も素晴らしいですよ
そこで私も一句・・
「kohさんも 心の中は 女学生」
もう、心身共に枯れてしまった私は乙女心など、とうの昔に風と共に去りぬ~ですよ(T_T)
でも、若い男の子を見るより、女学生が気になったというのは、ちょっとマズイ!?
寄る年波にホルモンバランスが崩れて男性化してきてるのでしょうか?
あ~あ~ヤバイヤバイやば過ぎる~(V)o¥o(V)