罠と罠
どういうこと、と悩む副題です
三谷幸喜さんは笑わせること、悩ませること、驚かせることがお好きなようで
まずは、この企みですか?
後鳥羽上皇の思い立った、火事で焼けた閑院内裏の建て直し
普請は鎌倉にやらせる
これを義時へのお灸と上皇は言う
大きな負担を鎌倉にかけ、力を付けてきた義時を困らせる魂胆のようだ
結局いつの時代もそうですね
坂東武士たちは、猛反対
鎌倉が、乱れるに充分の出来事のようです
そんな時、「泉親衡」という信濃の武士が御家人を集め
北条を倒そうと持ちかけているらしい
泉親衡ですが、おや?見たことある顔ですね
この人、疾風のように現れて、武士たちが乗って来たら消えてしまった
大江広元は、京の香りを感じる、と
北条の躍進が気に入らない上皇に絡んでると推測した
これが、大当たりなんですね
泉親衡 は 源仲章 だったんですね
その罠に引き込まれた和田義盛の身内、三人も居たなんて
泉親衡は、義盛の甥っ子の和田胤長に声をかけている
まるで、詐欺電話みたいに引っかかってしまったのでしょうか
内裏の修復で御家人の北条への反感が増幅してたタイミングに
悪魔が入り込んだようなものかも
この騒動、子供や甥を必死で擁護する和田義盛
「戦をせずに鎌倉を栄えさせてみよ!」と久々に弟義時を叱った政子
「北条と和田、手を取り合ってこその鎌倉
私に免じて、こたびは矛を収めてくれないか」
と義時に嘆願し一心に平和を望む実朝
”世の中は常にもがもな渚漕ぐ海人の小舟の綱でかなしも”
実朝(小倉百人一首93)
義時は和田を許すような口ぶりでしたが、
和田は滅ぼさなければと思っているようですね
こんな場面がありました
大江広元と話し合っている
「最も頼りになる者が最も恐ろしい…消えてもら…」
これは、初代鎌倉殿の頼朝が
味方にしておきながら上総介広常を殺したことを思い出していた
坂東制圧に力を見せた広常だからこそ、早いうちに亡き者にする
という
頼朝のやり方をすべて、自分のやり方にしていっている
今の義時になった原点は頼朝なのか
義時が、息子の泰時みたいに素朴で優しい青年から
冷徹なトップに成り変わった訳、これなんですね
人の良い和田義盛さん、「和田合戦」へと足を踏み入れました
だれがどうなるのでしょうか…
wana wana wanaに落ちそう~♪
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます