《クローズアップ・12.26》:授業5分短縮検討 「余白」活用、期待と不安 多彩な学び/詰め込み疲弊
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《クローズアップ・12.26》:授業5分短縮検討 「余白」活用、期待と不安 多彩な学び/詰め込み疲弊
学習指導要領の改定が中央教育審議会(中教審)に諮問された。目玉となるのが、各教育委員会や学校が編成する教育課程の「柔軟化・弾力化」だ。授業時間の5分短縮が具体策で、導入した小学校では午前中に5コマを集中させる時間割が普通になる可能性もある。
先行して取り組む自治体はメリットを強調するが、45分での授業に慣れた現場の教員から不安の声も上がる。実際に短縮するかどうかは学校の裁量に委ねられることになるが、課題もありそうだ。
文部科学省が参考にしているのが、東京都目黒区立小学校17校で2019年度から始まった試みだ。柔軟な教育課程の実現を目指し、1コマの5分短縮と「余白時間の活用」に取り組んできた。
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