路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【金口木舌・10.09】:自らの生き方を選ぶ

2024-10-09 04:01:45 | 【学術・文化・文芸・芸術・芸能・小説・文化の担い手である著作権】

【金口木舌・10.09】:自らの生き方を選ぶ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・10.05】:【金口木舌・10.09】:自らの生き方を選ぶ 

 忌野清志郎さんが高校生の頃、母親が息子についての相談を新聞に投稿した。「高校卒業後は大学には行かず、勤めもせず、ギターのプロになると言う。プロは簡単になれるのか。学校にまじめに行かせるにはどうしたらいいか」といった内容だ

 ▼母親の心配は分からなくはないが、希代のロックスターとなる清志郎さんの活躍までは想像できなかったようだ。回答者の羽仁進さん(映画監督)は「しばらく努力させてみては」と返している

 ▼最近、高校生を対象とした読書コンクールの審査に携わっている。いずれも「感動した」だけで終わらない。応募作品に目を通す度に新鮮な驚きを受ける

 ▼本の中の一節や登場人物のせりふから自身の経験を振り返り、深く内省する様子がうかがえる。ときに身の回りだけでなく、社会に対する気づきを得て「自分はどうすべきか」と今後の生き方にも思いを巡らせている

 ▼若者の行動や発言は危なっかしく思えることもあるが、彼や彼女は自身に最適な道を選ぶことも、新しい道を切り開くこともできる。大人が考えるよりも、はるかに深く広い思考の海を泳いでいるようだ。

 元稿:琉球新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【金口木舌】  2024年10月09日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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