カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

奈良散歩 水谷茶屋

2016年11月30日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

今日で11月もお終いなので、もう1度奈良公園に行ってみたくて、9時過ぎに家を出ました。

目的地は、水谷茶屋と決めていました。

県内の紅葉情報では、奈良公園は見頃を過ぎていました。

見ごろなのは竜田川だけでしたが、見頃が過ぎててもいいから、やはり奈良公園へ行ってみたいという気持ちに駆られて出かけたわけです。

 

水谷茶屋の藁屋根には、散り落ち葉がうっすらと積もっていました。

周りの地面にも落ち葉・落ち葉です。

それなのに、まだ青い葉を付けたのも、黄色い葉のも、オレンジ色の葉を付けた、様々な色のカエデの木が

水谷茶屋の周りに見えます。

 

 

 

 

水谷神社の辺りはすっかり落ち葉だけど、これから紅葉するようなかえではまだあります。

このまま緑で散っていくことはないでしょうから、見頃はまだ続きそうです。

 

 

明日から師走です。

師走の水谷茶屋に、今年はもう来れないでしょう。

落ち葉敷く橋を見つめながら思いました。

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私の町の秋散歩

2016年11月29日 | 我が町

 

 

いつも何気なく通っているスーパーへの道路です。

この日には、車に乗らないで、カメラを持って少し歩いてみました。

 

銀杏並木が最後の耀きを見せています。

歩道に散った葉をカサコソと踏みしめていくと、暦の上では冬であっても、まだ晩秋の中にいる感じがします。

 

 

柿農家さんお前には、手書きの看板が立っています。

小屋のなっかに収穫した柿が並んでいます。その前の歩道の黄色がとても綺麗です。

 

銀杏の黄葉と相対するような柿の葉の紅葉もいいものです。

 

 

未だ収穫を終えていない柿が、鈴なりになっています。

富有柿です。木でこんなに赤くなっているときっと甘いでしょう。

 

 

柿の葉は、柿のみに負けない赤さに紅葉しています。

朝日が透けてとてもいい色です。

 

 

 

 

柿の木と銀杏の葉の晩秋のコラボ。

こんな田舎の歩道が好きです。

膝の痛さを忘れて歩きました。

 

 

銀杏の絨毯をかけらに納める私のシルエット。

 

    

青く澄んだ空、歩道の公孫樹とその落ち葉。

もう2~3日で公孫樹は葉を落としてしまうことでしょう。

歩くと、車では味わえない季節の移り行く、ちょっとした美しさにも、感動することのある故郷の道です。

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川霧 冬到来の風物詩

2016年11月28日 | 我が町

 

11月26日の7時36分に雨戸を開けるために、濡れ縁に出ました。

南の方に山裾に白い絵の具で塗りつぶしていったような、光景が目に入りました。

空は快晴で、酷い冷え込みです。

良く晴れて冷え込んだ朝の30分くらいの間に現れる、冬到来のこの町の風物詩です。

この白い下は吉野川(紀ノ川)の流れがあります。

太陽が上がって水面が温められると、こんな川霧が発生します。

 

 

 

  

カメラを左から右に降っても、白い帯が続いているのです。

 

  

8時40分にまた濡れ縁に出て見ますと、まっすぐだった白い帯は、もこもこと乱れていました。

 

 

乱れ乍ら、山の上の方に登って、隠れていた野原町の対岸が見え始めました。

 

 

最後に残った川霧は、山間の谷の方に、溜まったように僅かに白い幕となっています。

この朝霧を見ていると、家事がなかったらこの町の高台か、反対に大川橋の下に行ってみたいなぁ・・・

そう思うのですが、この時間には家を離れることができません。

きっと不思議な世界が広がっているか、乳白色の霧に包まれているに違いない、と思うのです。

でもこんな日が毎日あるのでなく、気象条件の霧発生に適した日だけの、川霧の出現なのです。

どなたかもしこのような日に、高い位置からの写真を撮られた方があれば、是非拝見したいと思います。

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観心寺 境内散策

2016年11月27日 | ちょっとおでかけ

 

 

紅葉に映える国宝金堂です。

南北朝時代、楠正成は、鎌倉幕府を倒した後、後醍醐天皇から命を受けてこの金堂を造営しました。 

 

 

 

 

 

 

また三重の塔の建立を計画しましたが、1336年湊川で戦死したため、建掛けの塔 (重要文化財)今に伝わるのが、

この塔です。

その名の通り初層だけが建てられて、残されているのが当時の世の中の偲び草のようです。 

 

この建物をぐるっと回りながら、軒の組み物を見つめ、幻となった2層目と3層目を、しっかり支える役目を今も果たしているような気がします。

 

 

 

 

屋根は葺き替えられたのでしょう。

竹と藁と軒下の木組がとても綺麗です。

  

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今日なすべきことを熱心になせ (釈尊のことば)に導かれて紅の観心寺

2016年11月26日 | ちょっとおでかけ

 

 

凍てつくような朝が、快晴の空になり曇るのは夕方からだと、テレビが伝えていました。

その画面が変わると、自然の紅葉に包まれた、河内観心寺の境内が写りました。

観心寺は、飛鳥時代後期、役行者によって開創。平安時代、弘法大師空海により、如意輪観音像を彫刻されて本尊とする。

本尊は国宝で秘仏。本尊御開帳は、毎年4月17,18日のみ。

受付で頂いた境内案内図の表紙の部分に、この日1番感動した釈尊の言葉が記されていました。

 

釈尊の言葉

過去を追うな 未来を願うな

 

 

過去は すでに捨てられた

 

そして未来は まだやってこない

 

ただ 今日なすべきことを熱心になせ

釈尊の言葉を上の4枚の写真に載せて、今も、これからも、毎日を大切に精一杯、なすべきことをなしてその「今」の積み重ねとして、これからの人生を歩んで行きたいと思いました。

 

 

 

 

山門から見上げる本堂は、遥かに高い位置にあって、まっすぐな石段が本堂へと続いています。

受付の方が、ストックを持っている私に、境内の山を回るように、スロープの坂道があるので、そこを登ると

本堂に辿り着くことを教えてくれました。

今まで3度この観心寺にお詣りしていますが、健脚だったころのことで、スロープの道があるとは気が付かなかったので、

とんとんと石段を登ってお詣りしていました。

ところがそのスロープを登って行くと、足元は、モミジの絨毯を敷き詰めたような、優しい足への感触があるし、行く手には

色さまざまな紅葉が、ゆっくりとした歩みに合わせるように、朝日に輝いています。

「そうだ、私の今日なすことは、この自然の紅葉に心をゆだねることなんだ。」

ひたすら境内までの坂道を、導かれるままに今歩ける自分のスペースで、感動をカメラに納め乍ら、立ち止っては撮り、

撮っては登り、境内に続く坂道の優しさに感謝しながら、「今日なすべきことを、熱心に」している私でした。

 

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