カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

雨の根来寺・それでも桜

2008年03月31日 | ☆季節




きらっと光る雨粒を宿す桜の優しさを残したくて、花にピントがあっていないマクロ撮影となった。



昨日小雨の中所用で紀ノ川市へ行った。
目と鼻の先のような根来寺へ、回って帰ることにした。
お天気の日曜日なら、駐車する所を見つけるのさえ大変な、桜の時期であるが、大門の前に簡単に停めることができた。
大門は、県指定文化財で、江戸時代末期の嘉永3年(1850年)再建され、高さ16.88メートル、幅17.63メートル、奥行6メートルの威風堂々とした門である。





両脇を護る仁王さんは、ものすごく怖ろしい形相だけれど、桜が優しく枝を伸ばしているのがよく似合う。
僅かに見えるこの門の透かし彫りは、いつ見ても美しい。


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紀州・根来寺の桜は雨の中
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八分咲きくらいで、雨でなかったらもっと光の中で美しいだろうと思うが、このようなお天気だからこそ、ゆっくり観桜のひと時をもてたというものだ。
ブルーシートの上での、酒盛りもなく、傘を差して静かに花と向き合う人達に混じって今年も根来寺の花と出会えた。


上野運動公園の桜定位置観察開花状況(3・31)
雀宮~宇都宮


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星のくに・夢乃湯へ・日帰り温泉

2008年03月30日 | ☆ ふるさと・大和




啓翁桜を見た日、お天気の良いのに誘われて、大塔町の日帰り温泉へ行った。
道の駅「吉野路大塔」で休憩した。
道路を隔てて大塔郷土館があり、その前の「大塔宮護良親王像」が勇ましく馬上の姿を見せている。
「大塔・おおとう」という地名は、この「大塔宮・だいとうのみや」から付けられたのだろう。
歴史的にどのような地であったかは下の碑に刻まれている。






さらにR168を南へ走って、「大塔温泉・夢乃湯」へ行く予定だったが、ここ大塔コスミックパーク「星のくに」のロッジの温泉がこの日入浴できることを知ったので、初めての温泉だし、ここに決めた。
普通ここの日帰り温泉は、土、日、祝日の営業と聞いていたので、

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どこもかしこも木の温もりのある温泉
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山間部で木材をいたるところに使っているので、木の温もりいっぱいの館内で、心まで豊かにゆったりとしてくる。
ロビーや温泉の大きな窓から、山の重なりが、濃く薄く見える。
のんびり湯に浸かっていると、忙しかった日常が遠くに行ってしまったように癒されていく。


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美味しい壷

2008年03月29日 | ★ 日々の呟き





紙袋を手にすると、ずしりとした重量感のある  を頂いた。
中に入っている箱には、ちぎり絵風な上品な絵柄があり、贈り主のお人柄が偲ばれる。
「珠洲焼の里」の文字に、石川県の珠洲市を思い浮かべた。
珠洲市を訪れたことはないが、娘婿の亡くなったお父様が、現職当時の1時期、この地に単身赴任をしていたことがあったので、なんとなくその地と、娘が話の中で尊敬していたお父様の事とを繋げて、ご縁のある  を嬉しく思った。





箱を開けると、これも鶯色のぼかしの和紙で風呂敷のように包んであって、さらにラッピングを丁寧にしてあった。
箱の隅にある赤いのは、布製のアートフラワーの椿だ。

ラッピングを解くと、現れたのは壷だ。
色といい、表面の生地といい、「珠洲焼」の陶器そのもののようだ。


珠洲焼・ Wikipediaによると
珠洲焼(すずやき)は、12世紀後半頃から15世紀末頃に石川県珠洲市付近で生産された、中世の日本を代表する陶磁器のひとつ。
古墳時代から平安時代にかけて焼かれた須恵器の技法を受け継いでいた。






壷に椿を挿しいれた。
赤い椿がしっとりと壷にあう。
それにしてもこの壷の色いいなぁ、好きな色だなぁ、と何度も眺める。

ナイフを入れたお嫁さんが、「あれ!何かはいっとる!」
中の丸みと重みは林檎だった。
芯をくりぬいて丁寧に仕上げている。
この林檎が、バームクーヘンの、パサパサ感を、しっとりとしている。
実に美味しい壷だった。






上野運動公園桜開花状況定点観察地点・3-29
 石橋~雀宮
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今年も啓翁桜の里へ 

2008年03月28日 | ☆ ふるさと・大和



啓翁桜は蕾は濃いピンク、咲き初めると薄いピンクに、そして満開になると、さらに白みを帯びたピンクになり、遠目には白い姿となって山間の濃い緑の中に、長閑さを感じる彩になる。


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優しい春の彩の啓翁桜の里
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「残り物の美しさが、こんなに花の時期を楽しませてくれる、啓翁桜の里」友人とそういうように言って、この景色を見に来るのを楽しみに待っていた。

初めて来た時に、この地の人から聞いた桜の名前と、この花はお正月の頃、生花用に枝を伐って出荷し伐り残された枝から、本来自然に咲く時期にこのように里を彩るのだと説明してもらったことから、「ありがたい残り物」と出会うのが、ソメイヨシノに先駆けての、隠れ名所のお花見である。

訪れる人と誰も出会わなかった最初の頃だったが、昨年、そして今年と、カメラを持った人が多くなってきている。
写真教室か、カメラマン仲間のようなグループの人も多い。

今年は啓翁桜よりもサンシュユのほうが目立つ。
下草の浅緑、薄いピンクの啓翁桜、鮮やかな黄色のサンシュユ、杉や檜の深い緑。
自然の織り成す色合いの調和が、気持ちまで優しくしてくれる。



上野運動公園・桜の開花状況定点観察500m地点・やっと2~3輪 2008・3・28 小金井~石橋

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Oさん宅・枝垂桜に覆われて

2008年03月27日 | ☆季節


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今年も枝垂れに覆われて・Oさんの家
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ウォーキングの帰り家の近くの信号待ちでふと左を見ると、枝垂桜が目に入った。
「あっ!今年はもう咲いたのか。早いなぁ。」
独り言を言いながら、左折する時チラッともう一度確かめて家に帰った。
車を置くなりすぐカメラを持って、すたすたと枝垂れのある家のほうに向かった。

まず見えた場所から写真に撮り、ずんずん近寄っていった。
いつもは外から撮らせてもらうだけだったが、家の人がいたので、桜の下の縁側に腰を下ろして、家の人と話すことが出来た。
娘の中学、高校時代の友達の家であることや、私のすぐ下の弟とこのうちのご主人が同級生であることなど、すぐ近くに住みながら、町内会が違えばお互い話す機会もなかったのが、枝垂桜のご縁で、お昼近くまで話し込んだ。
勿論桜を愛でる話題も出る。
私にとっての縁側お花見だった。



枝垂桜の下に咲いていた椿は、この家のおばあさんは花が好きだったので、四季折々に咲く花を植えたのだとのことで、あまり美しく咲いていたので写真に頂いてきた。


今日の上野運動公園の桜の状況 2008・3・27



小山~新田

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