季節風もなく穏やかな日は、西の方から黄砂や、汚染物質の混じった大気の流れがない。本当の日本の空が馬見丘陵公園の空が、代表しているようだ。
公園館横のスペースにハンギングプランターの花たちも、温かい陽射しに、もこもこ花を咲かせ始めている。
入り口の狭いスペースのエントランスにも、「創作盆栽」が展示してある。奈良らしい二つの作品が目を惹いた。
上の左は、「薬師寺」と題がついていた。東塔と西塔をイメージして全ての無駄を省いたようで簡素な造りだ。
右には「浮見堂」と題がつけてある。 白砂の池に張り出した、奈良公園の鷺池にその姿を映す浮見堂のある風景はとても好きな、奈良のスポットだ。
下の2枚ももうすぐ訪れる春を、先取りしているのが、見ていると気持ちも温かくなってくる。
池へ続く流れのある道の両側には、花を見つけることができないが、空と木々の新芽の柔らかい感覚が、春はそこまでとここに立つと気持ちが華やいでくる。
木を真っ赤にするようにクロガネモチの実が今たわわである。鳥たちが沢山いるのに、実が沢山ついているのは、余り鳥に好まれる実ではないのだろうかしら。
公園散策が終わって、帰り道で、「お茶しましょう」との嬉しいお誘いで、途中で休憩をする。
Kちゃんは冷たいジュース、私はウインナーコーヒー。ここでまたゆっくりとおしゃべりタイムとなる。
声を出す筋肉のトレーニングを、今日はずいぶんしたものだ。いつも日中は殆ど話すことなく過ごしているのを、この日に一気に解消したみたいだ。
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