秋の花を楽しんで、花を求めて散策して、庭の木犀の香りに酔いしれて、小さな幸せだけど、秋を満喫してきました。
食欲の秋、芸術の秋には未だ触れていません。
最近秋の味わいに、大きな幸せを頂きました。
五條市の阿多峯高原産の梨を頂きました。今収穫されているのは二十世紀という梨の中でも、最もおいしい梨です。
赤ちゃんの頭ほどの大きさの梨は、掌にずしりと重く、ジューシーで美味しい旨み甘味がぎっしりと詰まっています。
梨の花が咲いて交配の頃、この梨園で白い可愛い花を撮らせてもらいました。
今こうして、美味しい梨を頂くとき、収穫に至るまでの家族そろってのお世話の数々や、ご苦労に梨はちゃんと答えてくれているものと思いながら、じっくり味わって戴いています。
味覚の秋の第一です。
次に、これも秋の味覚の頂き物です。
もう二〇年ばかりもこの栗のように、肥満体くらいにしっかり実の詰まった栗をもって来てくださいます。
お母さんであったり、お父さんであったり栗のプレゼントは、途切れたことのない季節の贈り物です。頂いたらすぐに茹でます。
採れたての旨みが逃げないうちに茹でるのが美味しいのです。栗はいろんなお料理に使えるのですが、私の一番好きな戴き方は、塩茹でした栗を、栗バサミでぽんと切って、中身をスプーンで取り出して、栗そのものの味を、ホクホクと口にします。時には、プレーンヨーグルトの中に混ぜて食べます。それでも栗の味そのものお美味しさを失わずに、栄養価満点の食事代わりになります。
サンマバーベキューです。新鮮なサンマが手に入りますと、息子や孫たちが来て庭で焼きます。家の中ではどうしても、においが台所に残りますし、うっかりしますと部屋の方に流れますので、脂ののったサンマは、庭でのバーベキューに限ります。焼きたてのアツアツを待つことなく食べられるのが、サンマバーベキュウーの醍醐味です。網の真ん中に置くと脂がパーッと燃え上がるので、端っこに移動してあとはゆっくり焼きます。
どこかで猫の鳴き声が聞こえるのもこんな夜です。