午前7時少し前です。
もうすぐ太陽が昇るでしょうが、なんと寒々とした裏の田圃でしょう。
日の出前の雲の模様が面白くて、思わずパチリ。
おおさむ!
日が昇ったかしらと窓を開けてみましたが、
漣の様な雲が綺麗に光っているばかりでした。
午後になって光の春のようなお天気になりました。
どこかへ行くにしても時間が少ししかありません。
田園地区の公園へ行ってみました。
いつも藤の花の咲く頃に行く処です。
青空に向けて藤の蔓が、命の背伸びをしているような気がするのは、青空のせいでしょう。
駐車場に車を置いて、チロリアンランプの花の咲く、歌のスタジオへ、誘われたように歩いて行きました。
この花は、6月ごろから11月ごろまでが花の時期と、季節の花300には書いてありましたが、
その時期を通り越してもうすぐ、2月になろうとしている今も、元気に咲き残っています。
「可愛いね! こんにちは」
そんな声を掛けてから、スタジオのドアを開けました。
私が1番先、その後3人の人が見えました。
みんな私と同じくらいの年齢の人でしたが、1番後で来た人は、中学生の頃、直接習った先生ではなかったのですが、
恩師の列に加わる先生でした。新卒で詰襟の学生服を着た先生でしたので、おそらく今は90歳近くでしょうが、
とてもお元気で、新曲の演歌ばかりを歌っていらっしゃいました。
囲碁に社交ダンスも習っているとのこと、もうびっくりです。
だからお元気なのだとその前向きな生き方に感動しました。
私は、「鳰の湖」「心」「母なる海よ」「残んの月」「凛と咲く」の5曲を歌ってきました。
下手だけれど、声を出す機会の少ないこの頃、何だかすっとしたよう気分になれました。
朝の寒さに比べて、午後の気温が13,3℃というまるで春に突入したような日だったので、歌ってみる気になったのでしょう。