カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

上野(こうずけ)運動公園・緑の風

2006年04月30日 | ☆ ふるさと・大和
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わが町の西の端にある運動公園である。
万葉集にも詠われている真土峠を越せば和歌山県に入る手前にあるこの公園を、いつもウォーキングしている友人が、「鶯の声を聴きながら花や、緑の中を歩くのが気持ちが良いよ」と話していたので、所用の帰りに立ち寄った。



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カメラを手に緑の風の中を、歩いていると遠くから子供たちの声が聞こえてきた。
遠足の子達だ。
池の向こうの遊具の辺りに近づくと楽しげな声が一段と賑やかになる。
リュックサックの列が木陰にずらりと並んでいる。
ここなら、中に詰まったお母さんの手作り弁当やお八つも安心だなぁと、引率の先生の配慮をふと思う。
子供たちも身軽になって思うままいろんな種類の遊具で元気いっぱい遊べる。
傍に近づくと、実に楽しそうである。
ここで、嬉しい出会いがあった。
在職中の同僚だった3人の先生である。
懐かしくて暫く話し込んだ。遠くなった過去を今に呼び戻せる思いがけない懐かしい気持ちを、お土産にしてこの場を後にした。


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この運動公園に来たのはずいぶん久しぶりだった。
池のはたを巡りながら、周りの風景を楽しみ、自然に包まれたわが町の季節の巡りをここでも再発見する。
姿が見えないが、鶯の声がしきりにしていた。
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4ヶ月ぶりの洞川

2006年04月29日 | ☆ ふるさと・大和

滋賀県海津大崎が桜の見納めだと思っていたが、昨日奥吉野の洞川に行った時今を盛りと咲く桜並木を見ることだ出来た。
撮影日時を入れての写真を撮る事にした。
やはりここは季節の歩みが遅い。今年は遅くまで雪があるような話しを耳にしていたので、ごろごろ水を汲みに行くのをこの日に伸ばしてしまった。
この桜並木よりさらに奥に水汲み場がある。水汲み場の傍の山桜はまだ蕾が固く、青空に点々として見える。
新しく鍾乳洞に行く駅が出来ている。


杉山の中からガラガラと音が聞こえ、間もなくトロッコが現れた。
資材を運ぶ1本線路のトロッコだ。後ろ向きに下りてくるのが面白い。
駅に鍾乳洞行きと書いてあった。
乗って行きたい気持ちが働いたが、夕方までに帰りたいので諦めて次回の楽しみとする。
片方が、「幸せ行き」と書いてあるのも遊び心で面白い。


「ようこそ・・・」が後になったが、洞川を後にする時、道路脇に駐車してパチリと1枚。
帰りに最初のトンネルの手前で、小休止する。
吊橋から川縁の桜を撮ろうと渡りかけた時、橋の上で一人の女性とであった。
アマゴ釣りをしてきたとのこと。
「あげようか」と親切に言ってくれたが、調理の仕方が分からないので、「写真に頂戴」と見せてもらった。
缶の蓋を開けて見せてもらうと綺麗な模様のあるアマゴが沢山入っている。
釣った直後はもっと美しいと話してくれた。
渓流釣りの名人かと思う。
少し話をするうちに、HPをもっているとの事。
彼女は、私と同じ町の人との事で、偶然の出会いが、嬉しい洞川の夕方だった。

追記・並木の桜は村の人がここを訪れる人に楽しんでもらうために植えた、心の篭った『憩桜』。嬉しいなぁ、こんなお話・・・
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心の編みこみ

2006年04月28日 | ★ 日々の呟き


パソコン机の椅子である。ムートンの座布団の上に敷いて、頂いて以来ずっと大事に使用している。
1本編みの編み針で一目一目に、心の篭った座布団の温かさがある。
プレゼントしてくださった82歳の、公民館活動の仲間であるHさんだ。
お年を思わせない高音の歌声の持ち主である。

この公民館活動の発足は、私の家から始まった。
前にも書いたことがあるが、退職記念に何か楽しみになるものを買っておこうと決めたのが、迷った挙句、カラオケのオーディオセットだった。
これなら、皆さんが集まってもらえるし、人との出会いも多くなる。
初め5~6人が集まって、先生に来てもらったがいつの間にか大勢になり個人の家での活動から公民館活動へと移動した。
最初から参加のHさんは、その当時家庭的に大変な悩みを抱えていらしたことを後になって話してくれた。
潰れそうになったいる時、週1回の私のうちで歌うことで気持ちが落ち着いたし、友達と話すことで気が紛れて次第に立直ることが出来たそうだ。
元気になった時に編んでくれたのがこのカラフルな座布団である。
Hさんの心の篭った座布団を今も大切にしている。

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今年も泳いだわが町の空に

2006年04月27日 | ☆ ふるさと・大和

お腹いっぱいにふるさとの風を吸い込んで青空を泳ぐ鯉幟が吉野川に今年も姿を現した。


最高の風、最高の空。
かつては、男児誕生を家族で祝った鯉幟が、2度目の場所で橋を渡る人や、堤防を散策する人達など、もっともっと多くの人達を団体で、6月5日過ぎまでここで迎えてくれる。


振り向くと吉野の山を背負って川上にずっと続く。
眺めていると、風の爽やかさの中で泳ぐ鯉幟と同じように、気持ちが躍動する。


川の流れのすぐ傍まで下がって眺める。
白い川原の石。草原。堤防の芝桜。青い空。
もうすぐ五月。
季節を先取りしてわが町に泳ぐ鯉幟に、この町を愛する人達の気持ちの一つの表れを感じた。
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吉野川縁・春

2006年04月26日 | ☆季節

久しぶりに吉野川原に下りた。
水が緩んだ川は、春の空を映しながらゆったりと流れている。


川原に設置された水呑場である。
綺麗な色の大きな岩が使われている。
川の流れをイメージしたものだろうか。
ウォーキングをする人や、川原で遊ぶ子供たちの喉の渇きを潤してもらえそうだ。


自然石の上を平らにして削り、磨きをかけた椅子が、所々に置かれているのも、ここに来てゆっくりとした時間を過ごす人に優しい。


屋根のあるベンチが、日差しを避けて休憩するのに具合がいい。
暫く来ない間に川べりが憩いの場として整備されている。
まだ重機が川原にあるので、次にはどのようになっていくのか楽しみである。


芝桜の絨毯が、堤防の土手を覆っている。
昨年より根が張って密生している。
故郷の川も、川原も美しくなってくるのが嬉しい。
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