冬到来
寒さが急に訪れた日の朝です。
東の空は灰色の雲がびっしり。
その厚い雲の中に、太陽が隠れてしまっているのです。
天使の梯子とは、到底言えるものじゃないけれど、太陽の
存在を示す光芒が、何気ない冬空を少しだけ、魅力的に
見せてくれています。
寒い寒い朝でした。
寒さが急に訪れた日の朝です。
東の空は灰色の雲がびっしり。
その厚い雲の中に、太陽が隠れてしまっているのです。
天使の梯子とは、到底言えるものじゃないけれど、太陽の
存在を示す光芒が、何気ない冬空を少しだけ、魅力的に
見せてくれています。
寒い寒い朝でした。
皇帝ダリアの写真を、思う存分取らせてもらって、
帰ろうとしたら、母屋の裏に柚子があるので、写真に撮って
行くのを薦めてくれました。
それが、この大きな柚子でした。
まるでカボチャくらいの大きさです。
もう少し若いころ、温泉回りが好きで、あちこち行った頃のことです。
大阪府の太子温泉で、冬至の日には温泉に、プカプカこんな大きな柚子が
浮かべてあったので、それが気に入って、友人と毎年冬至には、
太子温泉へ行ったのもでした。
家ではこんなに大きな柚子が、手に入らないので普通の大きさのを、
毎年買って、お風呂に浮かべています。
「これは、鬼門に当たるところに、植えているのですよ。
魔除けですって。」
そう教えてくれました。
我が家では、鬼門にあたるところに、柊を植えていますが、
でっかい柚子を鬼門に植栽するのは、初めて知りました。
こんなに大きな柚子が鬼門で頑張っていると、魔物も
逃げ出してしまうのでしょうね。
農免道路を車で通る時、青空に向かって元気に咲いている、皇帝ダリアが
いつも目に入ります。
他の花を見ることができなくなったころから、薄紫の花が
堂々とした花を咲かせます。
他のダリアは、いろんな色がありますが、皇帝ダリアだけは、
この色が変わりません。
変わって欲しくないというのも、本心です。
道路に駐車して写真を撮るのは、他の車に迷惑をかけるし、
自分も危険なので、広い敷地のあるHさんの家に、電話をして
写真を撮りに行かせてもらいました。
道路に面した所と、家屋の裏側の2か所で咲いていました。
背が高いところに咲いているのですが、丁度目の高さに、うつむいて咲いている
可愛い子がありました。
この日は少し風があったので、花弁がその風を受けて、ひらひらと
優雅に動いていました。
この2枚は、家屋の南側に咲いていて、毎年どんどん増えるので、
何の世話もしていないのだと、話していました。
写す位置を変えますと、近くの建物の向こうに奥大和の
山並が見えています。
この花は霜に弱いとのこと、花の季節は今が最後でしょうね。
来週からは、朝の冷え込みが、辛いように花に迫ってきそうです。
沢山の花が風に揺られながらも、綺麗な時にゆっくり見させて
貰えて本当に良かったです。
今の温かさは、おそらくもう最後となって、訪れる冬も近くなってくることでしょう。
そうなると、冷たい風の中を歩くのが辛くなるでしょうし、
コロナの感染の拡大が、ますます心配になってきます。
一言主神社の晩秋の姿を、帰る道カメラに残しました。
褐色の落ち葉で散り敷いた、石段の脇道です。
カヤノキが樹齢を重ね乍ら、今年も空に向かって背伸びをしているようです。
楷の木こんな木もありました。
楷の木は落葉樹らしく、残っていたのはこれだけでした。
石段の片隅に楓が、今 木から落ちてきたばかりのように
人に踏まれないまま、石段の片隅に、そっと横たわっているのを見ると、
今年の秋に別れを告げるような、寂しい思いになってきます。
奈良県御所市にある葛城一言主神社のイチョウ。
幹周/3. 85m、樹高/25m、樹齢/1200年。
気根が素晴らしい。
首が痛くなるほど上を見て、それでもてっぺんをカメラに、入れることは
できませんでした。
撮影したのは、自動車のお祓いをする場所で、そこから上には、
私の足では無理だったのです。
カメラを通して見る銀杏の葉は、こんなに大樹なのに、可愛い蝶のように一つ一つは、
とても小さい葉っぱが木の梢の方に押し合い圧し合いするかのように、
枝先までついていました。
幹の途中にある気根が、素晴らしい。
この気根は、子供の丈夫な成長を願う人たちの
大きな信仰を集めているとのことです。
カメラの望遠をいっぱいにして、下から撮ることができました。
いろは紅葉と、ご神木の銀杏が
見上げた境内の上で綺麗にコラボしていて素敵でした。