昨日の朝の深い霧の後、抜けるような青空になることを期待して、橿原市へ車を走らせた。
橿原神宮に着いた頃には、すっかり霧が晴れて、私の予想が的中したような、澄み渡った空の下で、神宮に参拝することができた。
第一の鳥居。 両側に、信者からの寄進による灯籠が並ぶ。 真ん中を通らないで木陰の方の表参道を歩いた。
神橋を渡って第二の鳥居。
懸崖の菊が両脇に飾られた南神門である。南神門から向こうは神域である。
私はこの神門をくぐる時いつも 皇紀の年号の書かれた大きな文字を確かめる。今年は「紀元2673年」である。
白い砂利の敷き詰められた拝殿前の広場には、いつお参りしても箒目が綺麗についていて厳粛な気持ちになる。
この外拝殿から内拝殿を拝する。 今年の干支が右側に優雅な筆で描かれているが、新年に拝してからもうこの干支に護られるのはあと2ヶ月になってしまった。
青空に内拝殿が厳かな佇まいで、お参りをして頭を上げると、清々しく心が癒される。
回廊が美しい。吊灯籠と、回廊の柱列の並びが何処までも続いて、これも美しい。
外拝殿の右下に、細石(さざれいし)が大小4個あり、国歌が刻まれた名盤がある。
菊 花 展
昨日橿原神宮に参拝した目的は、テレビで紹介していた菊花展を観ておきたかったからである。
どの作品も今日の日のために、一年かかって世話をした自信作は、神域での美しいおもてなしだと、ゆっくり鑑賞する。
帰りに深田池に行ってみた。 万葉時代からに歴史のあるため池とのことだ。
沢山の鴨が遊んでいた。
池の畔の桜の葉も色付き、秋の深まりを見つけたようで、やはりいいお天気の大和路歩きはいいものだと、一人悦にいって池を一回りしてから帰った。
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