もやの朝
太陽が頭上にあるし、真上には晴れた部分もあるのに、四方の山は見えない日でした。
昨日も晴れるでもなし降るでもなしといった、朝のうちの空模様でした。
魚の骨のようなのも、白く太い直線も雲です。
鉄塔の上は青空が見えそうな色になっています。
川霧や、山霧でもありません。
こんな変な雲が見えて、まるで浜辺に打ち寄せる波のようです。
気象情報について調べてみました。
「もや」だと分かりました。
ついでですが、「かすみ」というのは、気象用語にはなくて、俳句の季語だそうです。
空気中に舞う素粒子は湿り気を帯びてくるので吸湿性が増すので、湿った微粒子や微粒子を核に凝結して水滴となったものが、もやを形成します。
湿度が上がって、微粒子が湿りを帯びることによって煙霧の時よりも太陽光の散乱の効果が係数の3倍近く増加すると言われています。
相対湿度が増すと、煙霧よりも遠くのものが見えにくくなるってことですね。
もやの時は、大体相対湿度が75%以上になっています。
気象庁のもやの定義では、「微小な浮遊水滴や湿った微粒子により視程が1km以上、10km未満となっている状態。」となっています。
つまり、相対湿度が75%以上で湿った微粒子や水滴が浮遊していることにより、視程が1キロ以上、10キロ未満になっている状態をもやといいます。