カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

スノーシュー・初体験・雪山歩き

2006年01月31日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

滋賀県朽木村「グリーンパーク・想い出の森」というのがこのたび訪れた場所である。
自然と溶け合う森は四季を通じて楽しめるところであろうが、今回は、「スノーパーク・想い出の森」となった。
スノーシューなるものは、見るのも初めてである。
スキーを履いて、ゲレンデで滑ることだけが雪山の楽しみであった私には、自由自在に雪山を歩くことなど思いもよらなかった。と言うより、不可能なことであった。
その不可能を可能にしてくれたのが、スノーシューという優れものである。
裏には、厳めしい金属の爪がありがっちりと雪を掴むので、勝手に滑らない。
装着を、こむぎさんに手伝ってもらう。ただしっかりとブーツに締め付けるだけなのに、最初はこつが分からなくて緩かったりした。

GIFアニメ4画像

そり跡さえないふかふかの雪の中も、木立の狭い間も、急なな斜面の下りも、小高い丘へも、好きなところに自由に歩いて行ける。
と、かっこいいことを書いているが、こむぎさんの踏みしめた足跡を辿って歩いていく私である。
スノーシューは、確かに雪上散歩の大いなる助っ人である。
スキーの経験がなくてもこれを履くと雪山を歩き回ることが出来るだろう。
お散歩の道具としては、素晴らしいものを教えてもらった。

GIFアニメ4画像
雪上の行進・小休止は、林の中の山小屋でする。
ここでまたまた、こむぎさんはリュックの中から手品師のように取り出した湯沸しセットで、お湯を沸かし、
甘酒のお接待。
運動で体が甘さを求めている。なんと喉越しの美味しいこと。元々、甘酒は好物である。それが、雪に囲まれた中で味わうとなると美味さ倍増である。
ゆっくり休憩した後、林道を戻る。ここでは、上で滑っていた人達の帰りと出会う。
前を行くこむぎさんのリュックに付けたごみ入れのビニルの袋が揺れる。
何から何まで、お世話になりっぱなしの雪山散歩、スノーシュー初体験であった。


夕暮れも近くなった。
山を後にする私たちを、まるで見送ってくれるような、雪ダルマの小人たちに別れを告げる。
古希を迎えて、まだ、雪と遊ぶ楽しさのあることを教えてもらったこの日のお誘い。
「想い出の森」として心に刻み込まれている。
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雪山のバースディケーキ

2006年01月30日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

天使が微笑んだような昨日の日曜日。
こむぎさんに誘ってもらって、朽木村に行った。
大きな雪ダルマに前で、ハッピーバースディー再び。


昼食の後のコーヒータイムの時だった。
「あっ、ちょと待って」
ローソクに灯を灯して、バースディーケーキの出来上がり。
なんと! どらやきのバースディーケーキ
「お誕生日に来れなかったから、あらためておめでとう」
雪山の中で、どんな立派なデコレーションケーキより、ふんわりと、美味しい、どら焼きケーキだった。
ゆらりと揺れるローソクの炎の色が暖かい。
感動!
朽木での楽しい一日がこうして始まった。
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低温注意報の出た朝 三点セット

2006年01月29日 | ★ 日々の呟き

日の出が早くなったし、その位置もかなり冬至の頃より北によっている。
寒さは、まだ続くけれど、春に向かって確実に歩んでいることを見るような気がする。


雨戸を開けると目に入る裏の田は、この日ことさら白い。雪でなく霜が降りている。
何度か霜の朝を見るが、こんなに白いのは、この冬一番の冷え込みのせいだろう。


太陽が昇り、霜が消える頃、吉野川から立ち上る川霧の帯が町を包む。
高台にあるところの霧は、剥がすように無くなっていくが、川筋のはなかなか消えない。
特に、寒いこの朝は、霧の帯幅が広い。
同じ風景なのに、毎日の表情の変わりが面白い。

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史跡公園

2006年01月28日 | ☆ ふるさと・大和
代官屋敷跡長屋門

瓦が葺き替えられ、白壁も美しくなったが、長屋門の佇まいはそのままである。
前の広場は綺麗な敷石になっているが、子供の頃太い幹の松の木が何本もあった。
かなりの年数を経た木に違いない。その木の幹が矢印の下向きに幾筋もの斜線の溝が彫られ、白っぽい液の流れ跡が付いていた痛々しい様子が今も目に浮かぶ。
松脂を燃料にしたのだと聞いたことがある、戦時中の思い出である。
その松は今は見られず、春は桜祭りの提灯が吊り下げられる、花見の場所である。


GIFアニメ5画面


史跡公園の概要については、次の写真の説明があるので省きたい。
この公園の北側に、蒸気機関車が保存されている。
その位置からは、かつて雄姿を走らせたJRの線路が見渡せる。
彼は、毎日、煙をはきながら走っていた鉄道を眺めながら、引退後のよき安住の場所としているような気がする。



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パソコンの中・雪景色

2006年01月27日 | ★ 日々の呟き

昨日の誕生日は、雪の中で過ごす予定だった。
1週間前の天気予報では、近畿北部には、雪印がなくてこの日に決定していた。
昨年はチャオ御岳でスキーをしたが、今年は雪の中に行く機会のない私を、スノーシューをしたらと誘ってくれた。
スノーシューなんてした事がないけれど、雪のある風景の中に自分を置けたらどんなに嬉しいことだろうと、わくわくしながらその日を待っていた。
しかし、予報は日々変わってきた。冬型が強まって、目的地は雪と出ている。

3日前に中止を決定した。

楽しみが遠くに行ってしまった25日に宅急便が届いた。
『せっかくの雪景色見られなくて残念です。パソコンの画面で楽しんでください』
バースデーメッセージに添えられた言葉。「WHITE MUSEUM」『いつの日か訪ねてみて下さい冬が育む北の大地を』
で始まる「冬伝説」雪の写真集とオルゴール演奏のDVD。
雪景色を見られなかった私への思いやりの優しさに、「有り難う」の電話で泣いてしまった。

オルゴールの美しいメロディーにのってパソコンの画面に見る雪景色を、この日は夜遅くまで見ていた。GIFアニメ・5画面・DVDを見る


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