カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

嬉しいおもてなし~~~そして明日香へ

2013年11月30日 | ★ 日々の呟き

 

私の体調の回復を待ってくれていた友人のKちゃんが、今日お誕生日のランチに招待してくれた。

店内はすっかりクリスマスのディスプレイだ。

入ったとたんにこうして元気を取り戻したことと、美味しいお食事のおもてなしを、、その日まで待ってくれたKちゃんの優しい心遣いにこの日のランチは例年より、 更に嬉しいおもてなしのひと時となった。 

  

 

 

 

 

場所は何年来、真美が丘の309。ゴボウスープから始まって、鴨と白ねぎのアンチョビ風、帆立貝のフランシャンピニアンソース、メインはハンバーグステーキおろしポン酢ソースと、胃に優しい献立に先ず安心。でも もう今では何でも食べることができるし、食欲もあるのが何より嬉しい。

食事の間にタイミングよく、焼きたての味様々なミニパンがバスケットに入れて、好みをたずねながらパン皿に入れてくれる。

「いくつ食べたのやろなぁ・・・」焼きたての風味のよさについ数え忘れてしまうほど食べていた。デザートのタルトとプリンがコーヒーと一緒に出てきた頃には、すっかり満腹状態だった。

ゆっくりとした食事の合間に、暫く出会わなかった間のあれこれ話が、次々と出てくる。先日の同窓会にこれなかった人の健康状態を気遣い、みんな何かの体調不良で療養中だと聴いて、こうして普通に美味しくお食事のできることが、いつまでも続くようにと、気をつけながら暮していこうとつくづく思う。 

 

 

例年は食事の後馬見丘陵公園の散策をするのだが、今日はいいお天気で陽射しも温かく感じるので、明日香までドライブすることにした。  

 

石舞台の近くの「農村レストラン」で土地の産物や野菜などの買い物をして、芝生の広い夢舞台広場を散策する。 

 

子供たちものびのびと転げまわったりしながら遊んでいる。

 

  

稲藁のススキ積みの風景は昔懐かしい農村風景だが、オブジェとして広場の片隅にいくつか積まれている。

  

褐色に黄葉した落葉樹と、その裾に咲く尾花は、晩秋の趣きある風景である。

 

 

  

今朝の冷え込みに縮み上がっていた尾花も日中の暖かい陽射しに、最後の秋の風情を見せてくれている。

美味しいランチをおもてなしをしてもらい、静かに流れる明日香風の中の風景を愛で、Kちゃんとの今年の行事のようなこの日も無事に過ぎ、今度は来年1月の私の誕生日はもうすぐやってくる。

1日1日を大切に「生かせて」もらえる日がこれからも続きますようにと、ハンドルを握りながら、ふと呟く。

 

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今 里山が美しい

2013年11月29日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

日の出が遅くなった。7時に雨戸を開けたら、この日の太陽が大台山脈から顔を出す直前だった。(左)

右の太陽は山から登り始めた瞬間だ。三角の山は高見山で、夏の間はこの高見山よりずっと左だったので、雨戸を開ける場所からは見えることがなかった。 「おおさむぅ」あわてて部屋に入った、昨日の日の出である。今朝はこの山の辺りは雪雲に覆われて山の形すら見えなかった。

 

 

お天気が良いので、以前からのウォーキングコースをカメラを持って歩いた。 

 

金剛山へ向かって伸びる銀杏並木が、すっかり黄色になって綺麗だ。

 

収穫の終わった柿畑は茶褐色の葉をまだつけているので、これもまた美しい。 

 

田園地区の住宅団地を通り抜けて   

 

 

里山の木々を映す池を半周した。今里山が一番美しい時だと、近くにこんな美しいところのあったのを、ウォーキングコースを運動公園に変えてからすっかり忘れれしまっていた。  

 

 

金剛山をバックにした里山に惹かれるのは、晩秋から初冬にかけての時期だ。 

 

パンパレスが青空に何を語りかけているのだろうかと、そんな子供みたいなことを思いながら歩くのんびりしたわが町である。 

  

歩いている途中で、このような太陽光発電のパネルを見かけた。もう1箇所あったのだが、撮り忘れた。農作物を作らない畑の有効利用なのかと、ここで発電した電気は、何処で使われるのかしら・・・ 近くのことなのに丸で知らないことが沢山ある。

水路の横にお地蔵様がひっそり祀られている。赤い涎掛けでなく黒い涎掛けには何か訳があるのだろうかと思いながら、再び里山の美しさを楽しみながら帰途に着いた。

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奈良 紅葉散歩 若草山の麓

2013年11月28日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

いきなりこの日のお昼ごはん。 この日までお腹の調子が余りよくなくて、消化のよいものばかりを、ごく少量ずつ食べていたのだが、この日の運動量を考えると、もう少し力のつくものを食べないと、体が持たないような気がしたし、今までなかった食欲が、不思議なくらい出てきたので、茶粥でなく茶飯定食を食した。 この中で一番美味しかったのは、揚げ物で、山芋の天麩羅の海苔巻きだった。これはお代わりしたいくらい美味しかった。

昼食元気でお店の横の石段を上がり若草山の麓に出た。

 

若草山では、紅葉は余り期待していなかったが、青い空と若草色のなだらかな山の縁の紅葉はそれなりに落ち着いた雰囲気があった。高齢者のご夫婦のゆったりした時間が流れるようだ。

 

 

 

  

奈良の紅葉散歩もここまで来ると、広々と広がる、空に続くなだらかな山に、心まで広がっていくような気になって、大好きな奈良が歳相応にますます好きになっていく。

最後に百人一首のこの詠を~~~ 奥山に もみじ踏み分け 鳴く鹿の 声聴く時ぞ 秋は悲しき 猿丸太夫

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奈良 紅葉散歩 春日大社

2013年11月27日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

 

 

参道の石灯籠の間から、ひょっこりと鹿がお出迎えである。

   

  

本殿を始め春日大社の建物は平安の頃より、二十年に一度で建替えられてきました。これを式年造替と言います。

生物というのは常に新陳代謝を行い、命を伝えていきます。その蘇りの要素を大事にしているのが、この式年造替です。建物を新しくすることにより、神も新しく甦る、と考えられています。さらに、もうひとつの重要な要素は、技術の伝承です。祖先から受け継いだ建築技法を、それぞれの時代の人が確実に受けとめ、更に次の世代へと引継いでいくのです。つまり、式年造替は、生命の更新であり、文化と技術の伝承でもあるのです。創建以来1200年にわたって続いている伝統行事です。 (奈良ストーリーHPより)

その第一回から平成27年の60回までの年表が参道に大きく掲げられていたので、その最初と最後の部分をカメラに収めた。

 

 

 

石段をあがるといつも目の前にある拝殿社殿の光景はなくて、平成27年の第六十次式年造替に向けて着々と修理・補修が進められている、完成時の大きな実物大のパネルがあって、工事中のため拝殿へのいり口は向かって右側を通ってお参りした。

 

  

春日大社では、楓の華やぎよりも黄金色の公孫樹の色が丹塗りの回廊の柱や、軒の色にあっている。

整然と並び石灯籠を透かして神域の木々の色付きが上品である。

 

石灯籠を覆うように公孫樹と楓のグラデーションが美しい。

  

拝殿横の大銀杏は、まだ色付きが十分でなく、若草色に見える。この公孫樹が黄色に染まる頃、そしてそれが散り初める頃は初冬の風が吹くのだろうと、根の盛り上がりの見事さ感動した。 

 

 

           

この日は日曜とあって、七五三のご祈祷、お参りの人が多く、祈祷所や回廊では神官様も巫女さんも忙しそうにしていた。

 

水谷茶屋の紅葉はまだ先のお楽しみになってしまった。それとも今年の紅葉の状態がこのようなままで終わるのかしらと、少し心をここに残して若草山への石段を登った。

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奈良 紅葉散歩 二月堂裏参道から鏡池へ

2013年11月26日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

大仏殿を映しこんだ鏡池。金色の鴟尾がゆったりと水面に浮かぶ。

二月堂からここに至るまでの、瓦土塀の続く二月堂の裏参道は、私の最も好む奈良の道である。

   

仰ぎ見て振り返りつつ二月堂を下から拝して、裏参道へ。

 

  

この参道は、どの季節に通っても、古を偲びながら、想像を自由にして心を千年の古都に遊ばせることができる。

まして今土塀の中から枝を伸ばしている楓の紅葉が、ほかの季節にない華やかさが感じられる。

  

 

  

人通りの少ない大仏殿に沿って、回廊を目にしながら、鏡池の紅葉の林を目当てにこのところはせっせと歩んだ。

  

このあたりの楓はまだもう少し先に紅葉の時を迎えそうである。

  

 池に枝を伸ばした古木の紅葉は威厳がある。

   

池の右側の公孫樹や楓は美しい秋を、水面に映している。

これらの樹木があるから、大仏殿の映り込みがまるで鏡のようなにで、「鏡池」と呼ばれているのだろう。

 

 

 池の畔で、最も朱に染まってたのは、この一角だった。

紅葉の色は様々で、それらがお互いを演出しあって、奈良公園の紅葉を、一層美しくしているようだ。 

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