明日香石舞台古墳歴史公園から眺めた秋の空。
夏の頃と少し違った、白い雲の流れは、もうすっかり秋。
南の方の空にも秋の優しい雲の流れが見られた。
10月最後の日風はやや冷たかったけれど、気持ちのいい午後の明日香だった。
どこへ行く当てもなくただ明日香風に吹かれて、長閑な風景に身をゆだねるこんな贅沢な時間のあることはありがたい。
紅葉はまだ里には下りてきていないが、僅かに色づいた木が進み始める季節の先駆けとなっている。
石舞台下の夢広場で遊ぶ幼児たち。
少子化を憂うる記事や、出来事の多いこの頃、このように伸び伸びと遊び子供の姿は、次世代の宝物のようだ。
語らいを楽しむ人たちを見ていると、ぶらり一人明日香路散策が少し寂しい。
友達を誘ってくればよかったと、思う。
お気に入りの「夢市茶屋」の古代米御膳。
煮物や漬物、お浸しは、母の味がする。
だからこのお食事をするために、長閑なひと時を明日香に向けて、車を走らせる。