秋の訪れ、しかもお彼岸の頃に、律義なほど、季節を間違えず一斉に咲く
真っ赤な彼岸花の画像を眺めながら、「万葉集の頃にはあったのかしら・・・」
と、今朝から調べてみました。
万葉集には1首だけ見つかったのですが、柿本人麻呂の作でそれが
「彼岸花」ではなく
万葉集(奈良時代の歌集)にある柿本人麻呂の歌
路の辺の壱師(いちし)の花のいちしろく 人皆知りぬわが恋妻こいづまは
「道端に燃えるように咲いているヒガンバナ(?)のような
激しい恋に燃えた私の妻のことが遂に世間の人に知れてしまった・・・」
この「壱師の花」が「ヒガンバナ」とのこと。
これが記録としての最も古いヒガンバナの登場らしい。ただ
、これがヒガンバナのことかどうかは、ヒガンバナの渡来時期とともに様々な説が・・・。万葉集に壱師の花が
登場するのはこの一首だけとのこと。
ひと際目立つヒガンバナがわずか一首だけとは不思議。
壱師がヒガンバナ という説に疑問も。
本当のことは人麻呂さんにお聞きしなければ分からないのでしょうか。
このような記述を見つけました。
彼岸花の広場と、九品寺の庭園の間の、人一人通り抜けることのできないほどの
石垣下から、秋空と白い雲と赤い花を写していきました。
しばらく歩いてから、上の彼岸花広場へ後戻りをして、
大和平野の見える彼岸花の中に、足を踏み入れました。
ススキと彼岸花のツーショット
彼岸花の絨毯と九品寺庭園の樹木
畝傍山を正面に見ました
更に、西の方へカメラを向けました。
風の森峠の方へと続く峠道です。
再び彼岸花広場へ戻りました。
目の下に広がり大和平野が、秋の日差しを浴びて、いつまでも見つめていたい風景です。