昨日8月最終日曜日のこと。
空の色は秋。
ぽっかりと山際に浮かんだ白い雲は、夕方には入道雲に発達しそうな夏の雲。
暑い日差しの下で、自治会の地区当番と次期当番が参加して、防災訓練が行われた。
来年が班の当番に当たっているので、今年は見習い参加というものだろう。
午前9時から2時間近く、訓練と研修を受講した。
先ず、消火器による初期消火の訓練。
在職中にも何度か消火器の取り扱いはしてきたが、この日新しく知ったことは、消火器の設置場所である。
大抵は台所に挙手した。
因みに我が家も台所においている。
それも間違いではないけれど、台所にいないとき離れているときに、出火したとき、燃え上がっている台所に近づけない場合もあるので、消火活動を家人以外の人が駆けつけてくれた時に、玄関に消火器があればすぐ使用できるとの話を聴いて、納得した。
願わくば台所と玄関とに設置したいものである
次に消火栓のある位置の確認と、ホース格納場所や、ホースとの接続など、地区の消防団の人たちが見本を示し、男性の参加者が実施練習をした。
地区の消防団の活動が大きな力になっているこの地方では、知識だけでなく自分でできる防災を認識することに大切さを学んだ。
三つ目は会館に研修場所を移して、日赤の方からの、災害にあったときの怪我の応急に間に合う布の取り扱いや、風呂敷2枚を使ってのリュック作成、冬場の毛布を使っての有効な暖房着(熱を逃さない)としての扱い方など震災対策の知恵袋のような実演を見せてもらった。
とにかく身の回りにあるものをいかに有効的に使って、危機を乗り越えるか、またそれらを緊急持ち出しのリュックに入れておくことも認識した。
最後に3月11日の東日本大震災の、救助活動として、救済活動の記録ビデオを観た。
自分たちの市の消防署の人たちの活動のことを、全く知らなかったことが恥ずかしい。
大震災当時の被災地はテレビで見ていたが雪が降りしきっていた。
活動拠点に駐車している車に降り積もる雪が、当時の厳しさを語っている。
「我が家の震災対策・巨大地震の被害に備えよう」という県から出たパンフを貰ってきた。
南海地震はいつ起こっても不思議のない時期に来ているという。
パンフを見ながらじっくり見直さなければならないことが沢山ある。