カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

山の湖畔の一輪のヒマワリ

2017年06月30日 | ☆ ふるさと・大和

 

今日で今年も半分が過ぎたのだと、つくづく思う夕暮れ時でした。

前半は体調を崩したりして、決して無病息災と言う暮らしではなかったように思います。

それでも、「歳だから…」なんてことには負けていないで、回復したら自分の体調と相談しながら、少しでも以前の暮らしに戻る努力は欠かさないで、今できることを、失わないように日日の歩みを後半分の残りの年に繋げられるよう考えています。

 

川上村へ行くという友人に便乗させてもらって、山道ドライブの楽しい日を与えてもらいました。

自分一人では、こんな山道を走ることはできません。

昼食に立ち寄った、湖畔のレストランの 駐車場の目の前に、プランタで育てられているヒマワリが咲いていました。

真夏のヒマワリはもっと黄色の濃い、逞しい感じのヒマワリですが、このヒマワリはクリーム色の優しい色をしています。

蕾がまだ沢山ついていますので、これがみんな咲いたのを見たいなぁと思います。

 

 

 

レストランの大きな窓から見えるダム湖です。

ここから引き返して大滝ダムに行くことにしました。

 

 

 

駐車場よりまだ先に何台かの車が停まっていましたので、その辺りまで乗り入れました。 

 

       

ダムに面した要壁には、このようなダムの説明がよく分かるように大きく描かれていました。

ダムの勉強をしてから、ダムにわたる橋を渡りかけたのですが、風が強くてなんだか不安でしたので、すぐ駐車場まで戻りました。

 

 

橋の下流をそっと覗きました。

足元がすくむような気がします。

何年か前に来た時には、そんなに怖いと思わなかったのになぁと、今度は橋の上流のダム湖の方へ行きました。

 

かなり幅の広い道路です。

この下でダムの水流の調節をするのだろうかと、右側に行きました。 

 

 

ここで水を止めてこの右側が、さっきのレストランまで、いえそれよりもずっと上の方までダム湖は翡翠色の水をたたえています。

緑濃い山道ドライブと、静かな湖面の大滝ダム、早咲きのヒマワリは、梅雨の中休みのラッキーな1日でした。

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棚田の瑞々しい緑

2017年06月29日 | ☆ ふるさと・大和

 

  

この時期山道を走りますと、白い葉が目立ちます。

以前は木かと思っていたのですが、気に蔓を伸ばして巻き付いた、マタタビの葉だと分かりました。

今がマタタビの葉が1番目に付く時でした 。

 

 

気都和既橋(きつわき)に有る朱鳥(あかみどり)の由来説明板。

日本書紀によれば、飛鳥時代に、たびたび赤い鳥があらわれて、当時の都(飛鳥浄御原宮・あすかきよみがはらのみや)に飛んできた事が報告されていて、これらの鳥は多武峰のあたりから、飛んで行ったとの伝説がこの地方に残っています。

 きつわき橋から、細川あたりの棚田を見ますと、綺麗に並んだ早苗と土手の緑の瑞々しさが峠を越してきた目には優しく映ります。

 

 

 

 

細川の集落を後にして、稲渕の棚田まで下りて行きました。

いつも行く案山子ロードには下りて行かずに、道路端から棚田風景を眺めました。 

 

 

棚田に水が入ったころにここに来たかったのですが、体調の悪い日が続いて、やっとここに来れたと思える日でしたが

棚田の緑の瑞々しさに癒されてきました。

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梅雨の夕晴れ

2017年06月28日 | 

 

 

梅雨の夕晴れと言うけれど、今日は夕方を待たずして雨が上がりました。

終日降ったり止んだりの予報だったので、今日はどこに行く予定もたてないで、広報の原稿を読む練習などをして過ごしました。

明日のうちに、テープに録音しておかないと、何か急用が入ったりしたら、あたふたとしなければなりません。

3時過ぎ机の横の障子を開けますと、べっとりとしたグレーの空が、いつの間にかきれいな青空になっています。 

 

 

庭に出て真上を見上げますと、綿をちぎって散らかしたような白い雲があります。

 

 

西の空を見ますと波のような雲が、びっしりと湧きだしてきています。

今夜は雨にならずに済むのじゃないかと、何かほっとしています。

いい明日が訪れますようにと、空に向かって呟きました。 

 

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続   万葉歌人コンサート 

2017年06月26日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

NA0 & CIAO (第十四 明日香賞受賞)です。
「玉垂れの」と「月の舟」の二つの演目を聴かせていただきました。
十四回に受賞したのは、柿本人麻呂の「月の舟」に発し四首の和歌に月・海原・星・海などの大きな自然を詠った作者不詳の詠を
透き通るようなボーカルで、会場に古人の天体に対する憧れのような、素晴らしい雰囲気を共有させてすっかり聞き惚れてしまいました。

 

 

 

  

万葉歌の熱唱も素晴らしければ、その衣装にも当時の人の衣服の再現に心配りが、どの出演者にも見られ、目でも、耳でも、心でも

感激し十分な癒しを頂くことができました。

第十二回大賞受賞の松田郁美さんは、鹿児島からの出演と聞きました。

演目の「夢の旅人」は山部赤人の長歌と短歌、演目二では「春待てば」と題して大伴家持の三首を。

演目三では「はなむけの歌」これは受賞曲・山上憶良の詠を何とも言えない美しい歌声の朗詠でした。

 

     

最後は万葉SOUL(第十三回大賞受賞)

演目は「あかねさす」額田王と大海人皇子の相聞歌。

演目二は、柿本人麻呂の情熱的な相聞歌。

演目三は、プログラムの変更で、東歌。

万葉を洋楽にアレンジして、観客も巻き込んで楽しい万葉歌の会に惹きこまれていきました。

  

 

     

 

 

閉会後出演者の皆さんがステージに並んでのご挨拶と、会場全体で「ふるさと」を歌いました。 

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万葉の歌人の明日香風に包まれて

2017年06月25日 | ☆ ふるさと・大和

 

「ムジークフェスト なら」 明日香 犬養孝万葉記念館で、古の世界に導かれるように過ごした梅雨の中休みのいい日でした。

 

開演前のステージ

 

万葉S0ÙL(第十三回大賞受賞)のボーカルの方が、この日のコンサートの出演者の紹介と司会を務めてくれました。 

  

館長さんのご挨拶の後、最初の出演者は、検校たかお&田中章悟(第十四回審査員特別賞受賞)さんです。

この前この記念館でのコンサートで聞いて以来大フアンになりました。

「最後のふるさと橋本」は万葉歌ではないのですが、今住んでいる所が最後のふるさととして感動的な詩です。

演目の「真土山哀歌」は七首の万葉歌を連作として歌い上げています。

柿本人麻呂の『紀伊の国に 止まず通はむ 妻の杜 妻寄しこせね 妻と言ひながら』に始まり

九首めは、『あさもよし 紀伊へ行く 君が真土山 超えらむ今日ぞ 雨な降りそね』

と橋本市と奈良県境を旅に歌い込んだ大好きな万葉歌が多く詠いこまれていますので、聴き入りました。

 

 

第一回大賞受賞の「縄文」さんは、奈良在住の方で歴史や古の文化をこよなく愛する方だと紹介がありました。

演目は、有間皇子の二首を詠った「無為の人」と題する作品でこの歌が第一回の受賞作だったそうです。

二作目は「あさざの君」で大和の地を詠った相聞歌です。

豊かな声量の美しい歌声は、胸に沁み込んで本当に古の世界が今に続くこの大和人の歌に感動しました。

 

 

万葉小楽師 第一四回大賞受賞の姉弟のボーカルデユオと、二人の姉弟の伯母さんのピアノ。

四つの演目・春山と秋山・明日香風・大和の国・奈良の都

古の乙女と童子が優雅な自然なふりを付けて、遥か古を見つめるような美しい瞳で、奏でるように歌う二人のハーモニーには、感動で胸が熱くなりました。

それぞれ詠われている万葉歌は、日頃私が最も好きだと何かにつけて、歌碑を見たりその場所を四季折々に訪れている場所だけに

陶酔しきった気持ちで聴き入っていました。

 

二人の姉弟の伯母さんが、ずっとにこやかにピアノを奏でていたのも、温かい気持ちが伝わってきました。

 

 

あまり感動したので、最後に三人並んだところを一枚頂きました。

明日に続きます。 

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