僅かな風が水面を渡ると微妙に揺れる動きを見詰めて時間が止まったような晩秋をたっぷりと味わった。
『堀越神社と竜王ヶ渕
豊玉姫命(とよだまひめのみこと)を祀り、本殿内の御神体は桶の中に収められた石で旱魃(かんばつ)のときには向渕(むこうじ)の農民をはじめ、近村からも祈雨の願いをこめてお詣りします。境内横には「竜王ヶ渕」という沼があって今も雨乞いをする時には周囲をたいまつを持って「雨ヲタマワレ→タマワレ→タンブリ、タンブリ」といって回ります。』

休憩所の中でなく、木道に続く階段に座ってお日様ぽかぽか浴びながら、少し遅くなった昼食だった。
自然の大気の中でのお弁当は美味しい。


